日本代表MF堂安律が貴重な追加点で勝利に貢献した。11月14日に豊田スタジアムで行なわれたガーナ戦で、1-0で迎えた後半にリードを広げる追加点。守備で求められる仕事をこなしながら、1年5カ月ぶりとなる日本代表での得点を決め、試合後は自信に満ちあふれた表情で攻守のパフォーマンスを振り返った。

上写真=貴重な2点目を決めた堂安。狭いコースを突く技ありシュートで結果を残した(写真◎毛受亮介)

■2025年11月14日 国際親善試合(観衆40,030人/@豊田ス)
日本 2−0 ガーナ
得点:(日)南野拓実、堂安律

ファーサイドと見せてニアサイドへ

 60分、日本は左サイドで奪ったボールを右サイドに展開。MF久保建英がキープしたところを後方から追い越した堂安が、エリア内右サイドでパスを受けた。

 キープして左足で内側に持ち出すと、対面のDFがファーサイドへのシュートをブロックしようとした逆を突き、ニアサイドを破るシュートでネットを揺らす。会心の一撃を「得意なコースなので、あそこで受ければ決める自信もある。ゴールできてよかった」と語った。

 右サイドで先発して強度の高い守備をこなしつつ、攻撃でも結果を出した。2024年6月以来となる日本代表での得点を「守備はこのチームで欠かせないタスクになっている。そこはやりながらも、こういう違いを出すためにピッチにいると思うので、得点という結果でチームに貢献できてよかった」と胸を張った。

 10月にブラジルから歴史的勝利を挙げ、今回の活動では「ブラジル戦の後ということで、また違ったプレッシャー(があった)というか、このサッカーの波を止めないように、選手は必死にプレーした」という。来年のワールドカップへの期待が高まる内容と結果を「勝利という形で皆さんにお届けすることができてよかった」と喜んでいた。