上画像=韓国戦の先発予想布陣
高さ対策で右WBは望月が連続出場か
ベースとなるのはE−1選手権の初戦、香港戦に臨んだメンバーになるだろう。試合翌日の8日、9日と2日間別メニューで調整した古賀太陽も韓国戦2日前の練習には合流。本人は「練習に参加できる状態でしたが、大事を取って別メニューになった」と説明しており、ケガではなく疲労も取る意味合いが強かったようだ。
最終ラインはその古賀を加えた香港戦の3バックが再び編成されそうだ。並びも同じで右から安藤智哉、荒木隼人、古賀。その背後に構えるGKはいよいよ大迫敬介の出番になる。
2ボランチは稲垣祥と川辺駿の組み合わせ。奪って前進する稲垣と展開して走り込む川辺の特長を生かすことが期待される。稲垣のプレー時間は長いが、チームの中心の一人であり、韓国戦はスタートからプレーするのではないか。
両翼は右が望月ヘンリー海輝、左は相馬勇紀。望月は中国戦でフル出場しているが、韓国はクロスとロングボールが武器。高さを考えると、望月起用の可能性がありそうだ。一方の相馬は2アシストを記録した正確なキックとサイドチェンジで攻撃をけん引。相手を揺さぶるプレーを担うことになる。
2シャドーは右が香港戦4ゴールのジャーメイン良、左が宮代大聖だ。相手は韓国であり、4ゴールは難しいかもしれないが、多彩なゴールパターンを持つジャーメインの存在は脅威となるだろう。チャンスメークと献身的なプレーが光った宮代は、当然ながらゴールを積極的に狙うはずだ。そのプレーが注目される。
1トップは垣田裕暉。前線で攻撃のスイッチを入れる守備と献身的なプレーが持ち味だが、中国戦で柏でチームメイトの細谷真大がネットを揺らしており、自らネットを揺らしたいところだろう。勝利に導くゴールを望みたい。
引き分け以上で日本の大会連覇、3度目の優勝が決まる韓国戦。日本時間19時24分にキックオフになる。
取材・文◎佐藤景
雨の中、前日練習を行った日本代表(写真◎青山知雄)