上写真=先制ゴールをスコアした細谷真大(写真◎Getty Images)
■2025年7月12日 E1選手権(@龍仁)
日本 2−0 中国
得点:(日)細谷真大、望月ヘンリー海輝
長友は3バックの左でプレー、望月がデビュー戦でゴール
日本は初戦の香港戦から先発を総入れ替えした。フォーメーションは3−4−2−1を基本としながら、右ウイングバックの望月が下がり、3バックの左CBの長友が外にたびたびズレて4バック気味にもなった。3バックの構成は右から綱島、植田、長友。植田は3年4カ月ぶり、長友はカタールW杯のクロアチア戦以来の代表のピッチだった。
相手が5バックが守りを固める中、日本はボールを握って攻め込んでいく。パスのスピード感がピッチ上で共有されず、相手に食いつかれたり、突かれたりする場面も散見したが、次第に状況に慣れて相手ブロック手前まではパスがつながり始める。
すると11分、ボランチ田中の縦パスを右足でトラップしながらスペースにボールを送って反転した細谷が振り向きざまにシュート。相手DFを背負いながら放った見事な一撃でゴールを奪った。
しかし、その後は攻めが空転。チャンスをゴールにつなげることができず、17分には植田がパスを引っ掛けたジャンユーニンに持ち込まれてシュートを許した。これはGK早川が鋭い反応で防いだが、日本にとっては前半最大のピンチだった。
後半開始から田中に代えて稲垣、原に代えてジャーメインを投入。それに伴い、佐藤は右から左シャドーに移り、ジャーメインが右のシャドーに入った。稲垣が前に関わるプレーを増やし、チャンスは広がったものの、なかなかスコアを動かすことができなかった。
ようやくネットが揺れたのは、63分。ボックス右でパスを受けた望月がカットインして左足シュートを放つと、相手に当たってゴールイン。待望の2点目が生まれた。
その後は中国の動きを牽制しつつ、ボールを積極的に動かした日本は無失点で試合を締めくくり、2−0で勝利。連勝で勝ち点6とし、韓国と並んだが、得失点で2ポイント上回り(日本7、韓国5)、首位のままその韓国と優勝をかけて直接対決することになった。
▼出場メンバー
・日本◎GK早川友基、DF綱島悠斗、植田直通、長友佑都、MF望月ヘンリー海輝、宇野禅斗、田中聡(46分:稲垣祥)、俵積田晃太(64分:相馬勇紀)、佐藤龍之介(70分:大関友翔)、原大智(46分:ジャーメイン良)、FW細谷真大(90分:中村草太)