サッカー日本代表は12日、Eー1選手権・第2節の中国戦に臨む。今大会で初めて代表に招集されたDFの綱島悠斗(東京ヴェルディ)は出場へ気持ちを高めていた。前日練習後に取材に応じ、心境を語った。

上写真=中国戦で代表デビューが期待される綱島悠斗(写真◎青山知雄)

やってやろうという気持ちはすごい強い

 中国戦に向けた前日練習を終え、心境を聞かれた綱島は代表デビューについて「すごく楽しみ。やってやろうっていう気持ちはすごい強い」と意気込んだ。

「自分のストロングであるポイント。攻撃への厚みを持たせることだったり、縦パスを入れてそこから攻撃参加、アタッキングサードにどれだけ関わっていく回数を増やせるかというところは、チームとしても求められている部分でもありますし、僕個人が特長を出せる部分の1つなのかなと思っています」

 綱島はもともとボランチを務めていたが、昨季途中からCBでプレー。今季は右CBに加え、中央でも担い、その幅を広げている。

「コンバートされて日本代表に選ばれたということは、やっぱり自分自身もっと成長しなきゃいけない部分がたくさんあると思っていて。それはボランチとしてじゃなくて、センターバックの選手としてもっと改善しなきゃいけないところというのは、この大会を通しても見つかっているので、すごくこれから楽しみだなと感じています」

 初戦の香港戦では古賀太陽が積極的に前線へ縦パスを差し込み、チャンスを広げた。中国戦では綱島に同様に、攻撃のスイッチを入れるプレーが期待される。

「攻守において結果を残さないと生き残っていけないと思いますし、ただでさえワールドカップのチャンスは、E-1からも少ないと思う。この大会を通して、自分自身がもっと成長して、自分の価値を高められるような大会にしたい」

 E-1経由でW杯に行く切符の数は限られる。綱島は初キャップから自分の価値を示すと誓った。