上画像=6月シリーズに臨むメンバー27人が決定。写真は左から佐藤龍之介、佐野海舟、佐野航大、鈴木淳之介、熊坂光希(写真◎Getty Images)
7人の選手を初招集!
3月シリーズで8回連続8回目のワールドカップ出場を決めた日本にとっては、消化試合とも言える6月シリーズだが、有効な活動期間とするべく、チーム強化に舵を切って臨むことになった。
メンバー発表会見に登壇した森保一監督はその狙いについて「これまで通り一戦一戦、全力を尽くして勝利を目指して臨みたい。そしてこれから先のことも見据え、チーム力を上げるためにも選手一人ひとりの成長を促せるように。選手の成長がまたチームの大きな成長につながるように、6月の戦いにしたい」と説明。これまでなかなか呼ぶことができなかった選手たちを積極的に招集することになった。
2024年2月以来の代表活動となる佐野海舟、渡辺剛、森下龍矢ら復帰組のほか、平河悠、三戸舜介、佐野航大ら海外組に加え、国内からも鈴木淳之介、熊坂光希、俵積田晃太、佐藤龍之介らを初招集。大幅なメンバー刷新を行った。
佐藤は現在18歳で、9月に開幕するU-20ワールドカップを控える若きプレーヤー。山本昌邦ナショナルチームダイレクターはその招集について、98年ワールドカップに出場した小野伸二の例を出し、チームの中心として翌年のワールドユースで準優勝するに至ったことを理由に挙げ、大きな期待を寄せていると語った。
また、森保監督は、昨年7月に不同意性交容疑で逮捕された佐野海舟の招集について(不起訴処分)「彼は多くの方々に迷惑をかけたということであったと思っています。そこで彼のことをみてきましたが、私自身もコンタクトを取りましたし、深く反省しているということを強く感じました。その上で今、彼がドイツでプレーしている中で真摯に競技に向き合っていた」とその後の姿勢とプレーを評価。今回、招集を決断したと語った。
大幅な刷新を図り、戦力の底上げを目指すチームは6月1日に現地パース入り予定。5日にオーストラリア代表戦に臨み、帰国後、大阪でのトレーニングを経て10日にインドネシア代表戦を戦う。
◎6月シリーズの招集メンバー
▼GK
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
谷 晃生(FC町田ゼルビア)
鈴木彩艶(パルマ/イタリア)
▼DF
長友佑都(FC東京)
渡辺 剛(ヘント/ベルギー)
町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)
関根大輝(スタッド・ランス/フランス)
鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)※
高井幸大(川崎フロンターレ)
▼MF/FW
遠藤 航(リバプール/イングランド)
大橋祐紀(ブラックバーン/イングランド)
鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
森下龍矢(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
町野修斗(ホルシュタイン・キール/ドイツ)
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
佐野海舟(マインツ/ドイツ)
平河 悠(ブリストル・シティ/イングランド)※
熊坂光希(柏レイソル)※
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
細谷真大(柏レイソル)
鈴木唯人(ブレンビーIF/デンマーク→フライブルク/ドイツ)
藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV/ベルギー)
三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)※
佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)※
俵積田晃大(FC東京)※
佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)※
※=初招集
▼スタッフ
監督:森保一
コーチ:名波浩
コーチ:齊藤俊秀
コーチ:前田遼一
コーチ:長谷部誠(フランクフルト)
フィジカルコーチ:松本良一
GKコーチ:下田 崇
テクニカルスタッフ:寺門大輔
テクニカルスタッフ:中下征樹
テクニカルスタッフ:若林大智
テクニカルスタッフ:渡邉秀朗