上写真＝11月シリーズに臨む27人のメンバーが発表された。負傷中の上田綺世は選外となった（写真◎Getty Images）
セルティックでやっているプレーを！
メンバー発表会見に臨んだ森保一監督は、11月シリーズについて、以下の通り抱負を語った。
「最終予選での対戦では、FIFAランクから日本が有利なように感じている方も多いと思いますが、アウェーの洗礼も含めて厳しい戦いになると思います。その中で２連勝できるようにしたい。今回はDAZNが無料配信ということでより多くの皆さんに、我々の戦い見ていただける。世界一に向けて目の前の試合に全力を尽くす姿を見せたいと思います」
現在、 日本は２位オーストラリアに勝ち点５差をつけ、グループＣの首位に立っている。最終予選でセンターフォワードの一番手として大きな存在感を示してきた上田綺世（フェイエノールト）が負傷のため、今回は招集を見送られた。代わって招集されたのが、古橋亨梧だ。昨年10月以来、およそ１年ぶりに代表に復帰した。
「古橋は上田の代わりということで考えられるかもしれないが、ただ代わりということではなく、普段から候補選手を見ている中で今回選ぶべき選手だということで選びました。ゴール前で合わせてゴールを奪い切る、仕留めることができる選手だと思っています。彼のゴール前の良さを思い切って出してほしいし、チームとして彼の良さを出せるように、双方の良さが出るようにしたい。ゴールに向かっていく仕事だけではなく、前線の起点となってさらにゴール前に入っていくプレーができるし、前線からの守備でも、いまセルティックでやっていることを生かしてほしい」
指揮官は久々の復帰となった古橋への期待を口にした。
15日に対戦するインドネシア代表は帰化選手が多く、環境的にもサッカー熱が高いお国柄。難しい戦いになることが予想されている。
「2026年のワールドカップで出場国枠が増えたことで、世界でこれまでW杯が夢の舞台でなかなか手が届かなかった国が、手の届くということで強化するケースが増えたと思います。インドネシアも強化をしている。
インドネシアはこれだとは決めつけてはいけない相手だと思っています。帰化選手の特徴を（その都度、プラスアルファして）生かしているし、これまでの戦い方は堅守速攻もありますが、それだけではない」と印象を語った。
インドネシア戦は最終予選のちょうど折り返しに当たる。続く19日の中国戦を終えると残りは来年３月と６月の４試合。ここで連勝を飾れば、予選突破に大きく近づく。日本は勝ち点６を積み上げることができるか？
◎11月シリーズの招集メンバー
▼GK
大迫敬介（サンフレッチェ広島）
谷 晃生（FC町田ゼルビア）
鈴木彩艶（パルマ＝イタリア）
▼DF
長友佑都（FC東京）
谷口彰悟（シント＝トロイデンVV／ベルギー）
板倉 滉（ボルシアMG／ドイツ）
町田浩樹（ユニオン・サン＝ジロワーズ／ベルギー）
橋岡大樹（ルートンタウン／イングランド）
瀬古歩夢（グラスホッパー＝スイス）
菅原由勢（サウサンプトン／イングランド）
高井幸大（川崎フロンターレ）
▼MF／FW
遠藤 航（リバプール／イングランド）
伊東純也（スタッド・ランス／フランス）
南野拓実（モナコ／フランス）
古橋亨梧（セルティック／スコットランド）
守田英正（スポルティング／ポルトガル）
大橋祐紀（ブラックバーン／イングランド）※
鎌田大地（クリスタル・パレス／イングランド）
三笘 薫（ブライトン／イングランド）
小川航基（NEC／オランダ）
前田大然（セルティック／スコットランド）
旗手怜央（セルティック／スコットランド）
堂安 律（フライブルク／ドイツ）
田中 碧（フォルトゥナ・デュッセルドルフ／ドイツ）
中村敬斗（スタッド・ランス／フランス）
久保建英（レアル・ソシエダ／スペイン）
藤田譲瑠チマ（シント＝トロイデンVV／ベルギー）
▼スタッフ
監督：森保一
コーチ：名波浩
コーチ：齊藤俊秀
コーチ：前田遼一
コーチ：長谷部誠（フランクフルト）
フィジカルコーチ：松本良一
GKコーチ：下田 崇
テクニカルスタッフ：寺門大輔
テクニカルスタッフ：中下征樹
テクニカルスタッフ：若林大智
テクニカルスタッフ：渡邉秀朗