上写真＝日本はバーレーンにも圧勝！（写真◎Getty Images）
■2024年9月10日 北中米W杯・アジア最終予選2節（＠バーレーン・ナショナル・スタジアム）
バーレーン 0-5 日本
得点:（日）上田綺世2、守田英正2、小川航基
上田、守田が２発！ またも大量得点で快勝！
19時キックオフながら気温35度（手もとの気温計）を超える酷暑の中、苦しい戦いとなることが予想されていたが、日本は試合巧者ぶりを見せつけた。前節の中国戦と同じ３−４−２−１を採用。先発はシャドーの久保建英を鎌田大地に変更して臨んだ。
相手のバーレーンは立ち上がりこそ積極性を見せたが、試合は次第に日本のペースになっていく。４−４−２でブロックを組む相手に対してボールを握り、左右に動かしつつ、深さも作りながらゴールに迫っていった。
それでもネットを揺らすことはできなかったが、飲水タイムを挟んで日本は攻撃のギアを上げる。堂安が幅を取るようにプレーし、相手の陣形を広げると、攻撃が鋭さを増した。
34分、ボックス内に送った守田の浮き球パスは相手にクリアさせるが、遠藤がこぼれ球を拾ってスルーパスを供給。受けた鎌田がゴール前に折り返すと、これが相手の手に当たり、PKを獲得する。上田が冷静に蹴り込んで日本が先制した。
先制点を奪った日本は後半早々により有利な展開に持っていく。南野、三笘、鎌田とボールをつなぎ、堂安に代わって投入された伊東がボックス右から中央へ折り返すと、最後は上田がトラップから反転シュート。バーレーンを突き放した。
この時点でスタンドを埋めていたバーレーン・サポーターが帰り始めたが、その数を一気に増やすゴールを日本がスコアした。61分だった。
鎌田からパスを受けた守田が、上田へ縦パスを打ち込み、再び受け取って右足を一振り。バーレーンの選手とサポーターの心を折るゴールを決めた。
守田はその３分後にもゴールを刻む。鎌田のスルーパスを受けた三笘がボックス左から折り返し、勢いよく走り込んだ守田がプッシュ。４−０と大きなリードを奪った。
81分には途中出場のコンビでダメのダメを押す。中村のシュートを相手GKが弾いたところに小川が詰めて頭でチームの５点目を記録した。
試合はそのまま５−０で終了。日本は大量得点でグループＣ唯一の連勝を飾り、早くも単独首位に立った。
取材◎佐藤景（現地）