日本代表のDF冨安健洋が13日、11月シリーズの初日の活動後に取材に応じた。アジア2次予選に向けての心構えや戦い方について触れ、日本の力をピッチでしっかり出していくことが重要だと語った。

上写真=活動初日はリカバリーの軽いメニューをこなした冨安健洋(写真◎毛受亮介)

波状攻撃が1つのカギになる

「波状攻撃をかけていくところは、1つカギになる。キレイなサッカーやる分にはいいですけど、それで怖さがなくなっていたら意味がない」

 アジア2次予選を前に、冨安はきっぱり言った。アジアの舞台では相手が日本をリスペクトし、引いて守るケースが多くなる。そこで相手に付き合うような戦いをすべきではないということだろう。

「相手のボックス内にボール入れ続けたら何か起きますし。ただボールを入れるというよりかは入れ方だったり、その質だったり、あとは、その後のリスクマネジメント。カウンターやプレスのところのマネジメントは必要」

 隙なく、もちろん過信や慢心することもなく、そして相手に変に付き合うこともなく、自分たちの力を出し切ることが2次予選のポイントになる。

「攻撃時の立ち位置がよければ、自然とカウンタープレスの立ち位置もよくなる。そういう意味では攻撃時の距離感だった立ち位置だったり、あとはディフェンスラインで言えば残ってる選手に対して後ろが余り過ぎずに、ちゃんと前線をもう1つ前に押し出す。相手が1人しかいないのに3人、4人いても意味がないので、そこは練習の中で確認できるかなと」

 冨安は相手がどうこうではなく、チームの持ち味をしっかりピッチで示していくことが肝要と話した。実際、前回予選では大差がついてもなお、チームはゴールを目指している。その姿勢の重要性を森保一監督は繰り返し説いていたが、今回のチームにもそれは継承されることになりそうだ。

 今回は板倉滉がケガにより不在で守備の中心として冨安に対する期待はいつも以上に大きいが、「9月、10月シリーズで活動している中でも伝えるべきところは伝えさせてもらっているので、それを継続してやれれば」と本人は変わらない姿勢で取り組むと話した。

 所属するアーセナルで先発機会が増え、存在感が高めているが、日本代表でも冨安の存在感はますます増している。