日本代表の三笘薫がコスタリカ戦を2日後に控えた25日、非公開のトレーニング後に取材に応じた。ドイツ戦の勝利がラウンド16に進むために重要だったのは間違いないが、その勝ち方もチームにとって大きかったと三笘は指摘し、次戦に向けて気を引き締めた。

上写真=11時過ぎからスタートした練習で汗を流す三笘薫(写真◎JMPA福地和男)

 日本代表は27日にコスタリカ戦に臨むが、キックオフ時間は16時だった初戦のドイツ戦と異なり、現地13時にキックオフされる。それに合わせて、2日前の練習も11時過ぎからスタート。暑い中で行われた。

 練習後に取材に応じた三笘は「動けば慣れてくるところがありましたし、スタジアムは冷房があるんで大丈夫だと思います。どのくらい冷房が効くのか未知数ですが、たぶん大丈夫」と話し、環境面に不安はないと語った。

 ドイツ戦では、左ウイングバックとしてプレーし、日本の逆転勝利に貢献した。1人で複数人を引き付けてDFを惑わせ、相手の守備のバランスを崩した。堂安律の同点ゴールにつながる南野拓実へ出したパスはタイミングが抜群で、三笘らしい相手の虚を突く一本だった。

 ただ本人は「あの局面で自分で行けるほどの能力がないと思っていたので、周りを使おうと思っていましたし、自分があそこで失うとリスクが高い中で、使わないといけない状況だった」と冷静に振り返る。間違いないのは、試合の状況を把握し、プレーを選択できるその力が逆転劇に大きく貢献していたことだ。

 そのドイツ戦について「0-1の状況でもひっくり返せるというところはチームの自信になり、戦術を変えていくというところも自分たちはできたので、それは今後に生きる。どの状況になっても冷静に戦うことが大事ということは全員がわかったんじゃないかと思います」と、これまでとは違う勝ち方だったことが大きかったと語った。

 次戦のコスタリカ戦でも、三笘には決定的な働きが期待される。

「(コスタリカの初戦の)スペイン戦はしっかり見切れていないんですけど、守備のチームなので1点入ったときにメンタル的に落ちやすいのかなっていうのがあります。でも、相手も(前に)出てくると思うので、スペースが生まれやすいっていうところでは戦いやすいと思うんですけど。1点、もしやられたときの堅め方はがすごいチームだと思うんで、慎重に入らないといけないと思います」

 初戦で7失点したコスタリカは次戦は勝つしかない状況だ。前がかりにならざるを得ない相手の背後を突くイメージは出来上がっている。

「ボールは持てると思いますし、連動してくる守備はあまり得意ではないと思うんで、中盤にスペースができたときに背後を狙うところだったり、相手が3枚で、5枚で守ってくるときもあるので、そこでの崩し方っていうのはチームとして共有しながら、しっかりとカウンターの対策はしないといけないと思っています」

 コスタリカ戦に勝利すれば、ラウンド16進出がグッと近づく。