日本代表MF満田誠が、E-1選手権の中国戦での国際Aマッチデビューを振り返った。後半途中から出場したもののシュートは打てず、日本は0-0の引き分け。課題を認識しつつ、今回が初めての代表活動を今後も続けていきたい思いを語っている。

上写真=交代出場で右サイドに入った満田。得点に絡む働きはできなかった(写真◎早波章弘)

「この経験を無駄にしないために」

 7月24日の中国戦の69分、満田はMF宮市亮との交代でピッチに立った。これまで年代別代表にも選ばれたことがなかっただけに、「いままでテレビで見ていた光景。実際にピッチに立って実感が湧いてきたというか、やっとそのピッチに立つことができたんだと感じた」と当時の心境を明かした。

 日本は前半から優勢に進めながらも、なかなか得点できずに終盤を迎えようとしており、「思い切ってプレーして、シュートで攻撃を終わらせてこいと言われたので、意識していた」という。ドリブル突破で局面を打開しようと試みた場面もあったが、決定機にはつながらず、シュートもゼロ。国際Aマッチデビュー戦はスコアレスドローに終わり、「相手のディフェンス陣もゴール前をしっかり固めていて、あまりシュートを打つチャンスがなかったので、課題が残った」と厳しい自己評価を下した。

 ただ、プロ1年目での初めての代表活動は貴重なものとなっているようだ。「1年目でこういう経験をさせてもらうことは貴重ですし、この経験を無駄にしないためにも、これからも代表に選ばれ続けるように(したい)」と意気込み、「代表での活躍はもちろん、チームでも活躍し、もっとたくさんの経験をして、自分の実力を上げていければ」とサンフレッチェ広島でのプレーにも目を向けた。

 広島に戻る前に、27日には韓国との最終戦があり、日本は勝たなければ優勝できない。「すごくアグレッシブに来て、どの試合もバチバチな戦いになる。すごくレベルの高い戦いができるんじゃないかと思う」とライバルを評した満田は、「自分が出たら、中国戦のときも言われましたが、積極的に仕掛けてシュートで終わり、ゴールにつなげることができれば」と結果への強い思いを口にした。