写真◎Getty Images
6月6日のキリンチャレンジカップ2022で日本はブラジルと対戦。激しい雨の中での一戦は、0-1で惜敗した。南野拓実はリバプールのチームメートであるGKアリソンらと相まみえ、72分にはチャンスを作ったが、課題を多く残す結果になったと振り返る。
上写真=南野拓実はキープ力を生かして、伊東純也のシュートにつながるチャンスを生んだ(写真◎Getty Images)
■2022年6月6日 キリンチャレンジカップ2022(@国立競技場/観衆63,638人)
日本 0-1 ブラジル
得点者:(ブ)ネイマール
「失点して負けたので非常に残念」
南野拓実は日本の背番号10を背負って、王国に立ち向かった。いつものように左ウイングのポジション。だが、ブラジルの強烈な攻撃を跳ね返す時間が多く、なかなかボールに触ることができなかった。
「ブラジルは僕たちより格上ですし、どれだけできるかでしたが、今日は成果というよりは課題のほうが個人的にはすごく感じました」
28分に左サイドで田中碧とのパス交換から、さらに田中を裏に走らせるパスを出した。72分には相手の横パスのミスを引っ掛けてカウンター、中盤左でキープしながら味方の攻め上がりを待った。そこからさらにつないで、田中のパスを左で受け、GKアリソンの鼻先に前田大然を走らせる際どいパスを差し込んだ。ここから中山雄太がファーへクロス、伊東純也が右足ボレーで狙うチャンスへとつながっていった。
「引き分けでも何か手応えはあったかな。でも、失点して負けたので非常に残念です」
通用しなかったわけではないし、失点したのは73分に交代したあとだったが、課題が残る結末。「今回まだ2試合ありますし、ここから半年でそれぞれがもっとレベルアップして、ワールドカップに向けていい準備をしたい」とさらなる成長を見据えた。