写真◎Getty Images
かつてジェフユナイテッド市原(当時)の監督として一世を風靡し、日本代表監督も務めたイビチャ・オシムさんが5月1日に永眠したことを、かつて指揮を執ったシュトルム・グラーツが公式ホームページで公表した。享年80歳。
上写真=日本代表監督としても指揮を執ったイビチャ・オシムさんが天に召された(写真◎Getty Images)
市原(当時)で05年ナビスコ杯V
イビチャ・オシムさんが逝去したのを知らせたのは、オーストリアのシュトル・ムグラーツの公式サイト。5月6日の81歳の誕生日を前にして永眠したと明かしている。
オシムさんは旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボで生まれ、フランスのストラスブールなどで選手として活躍。監督としては1986年にユーゴスラビア代表監督に就任し、90年イタリア・ワールドカップでベスト8に導いた。シュトルム・グラーツなどで指揮を執り、2003年に来日。市原(現千葉)の監督に就任すると、「オシム語録」と呼ばれた含蓄の深い言葉で魅了するとともに、05年にはナビスコカップ優勝に導いた。
その手腕から2006年には日本代表監督に就任した。しかし、07年に脳こうそくで倒れて辞任を余儀なくされていた。
享年80歳。合掌。