日本サッカー協会(JFA)は28日、6月10日から開催される『キリンカップサッカー2022』の参加国と日程を発表した。大会にはガーナ、チュニジア、チリが出場。日本代表は6月10日に神戸でガーナ戦に臨み、14日に大阪でチリかチュニジアと対戦する。

上写真=6月に開催されるキリンカップサッカー2022の参加国が決定。会見に臨んだ森保監督

いくつかのシステムをもって戦いに臨めるように(森保監督)

 日本代表は6月に親善試合4試合に臨むが、すでに『キリンチャレンジカップ2022』2試合については、2日に札幌ドームでパラグアイと、6日に東京・国立競技場でブラジルと対戦することが発表されていた。

 この日、新たに記者会見で発表されたのは2016年以来、6年ぶりに開催される『キリンカップサッカー2022』の参加国と日程だ。

 参加するのはFIFAランキング28位のチリ、そしてカタールW杯に出場するガーナ(H組/60位)、チュニジア(D組/35位)の3カ国。日本は6月10日に神戸でガーナ戦、14日に大阪でチリかチュニジアと対戦する。

 オンライン会見に臨んだ森保一監督は「チームコンセプトの浸透、戦術の幅を広げる戦いする、そしてW杯に向けて個々の選手のパフォーマンスを確認しつつ、結果にこだわり応援してくださる皆さんに勝利をお届けできるようにしたい」と2試合のテーマについて語った。

 日本はカタールW杯でグループEに属し、ドイツ、スペイン、コスタリカかニュージーランドと対戦することになった。ヨーロッパの2カ国と同居することを踏まえれば、ヨーロッパの国と試合を組みたいところだが、6月、さらに9月のインターナショナルマッチデーもヨーロッパネーションズリーグの試合があり、実現するのは難しい。対戦可能な国の中で「できる限り強豪国」という森保監督のリクエストもあり、今回の参加国が決まったという。

 森保監督は「戦術的な部分で話すと、システムの部分で新たにというか、いくつかのシステムをもって戦いに臨めるようにチャレンジをしたいと思っています。戦い方では攻撃的にいくところであったり、相手の攻撃をしっかり受けるところを試せればと思っています」ともコメント。5月に始まる合宿と試合を通して、柔軟性と戦い方の幅の獲得にも力を注ぎたいとした。

◆キリンカップサッカー2022
大会形式:4カ国によるトーナメント形式
参加国:日本代表、チリ代表、ガーナ代表、チュニジア代表

■6月10日・神戸
・日時:6月10日(金)
・会場:兵庫・ノエビアスタジアム神戸
・対戦カード1:チリ代表 対 チュニジア代表
・TV放送:TBSチャンネル2にて生中継(開始15時15分)

・対戦カード2:日本代表 対 ガーナ代表
・TV放送:TBS系列にて全国生中継(開始18時55分)

■6月14日:大阪
・日時:6月14日(火)
・会場:パナソニックスタジアム吹田
・対戦カード1:ガーナ代表 対 チリ代表 or チュニジア代表対ガーナ代表
・TV放送:TBSチャンネル2にて生中継(開始15時15分)

・対戦カード2:日本代表 対 チリ代表 or 日本代表対チュニジア
代表
・TV中継:TBS 系列にて全国生中継(開始18時55分)
※チケット販売概要については決定次第、発表される。