サウジアラビアは現地27日、ホームで苦しみながらもオマーンを1-0で退け、勝ち点3を積み上げてアジア最終予選グループBの首位をキープした。2位日本との差は4ポイント。次戦(2月1日)の日本との直接対決に勝てば、2位以内が確定し、2大会連続6回目のW杯出場が決まる。
上写真=昨年10月、日本は敵地でサウジアラビアと対戦し、0-1で敗戦。2月1日の試合は相手のW杯出場がかかるが、雪辱戦だ(写真◎JFA)
苦しみながらも1-0で勝ち切る
ホームゲームながらサウジアラビアは序盤はオマーンの鋭い出足とカウンターに苦しめられた。中盤のつなぎにミスが出て、速攻を浴び、抜け出したM・アルアラウィにシュートに持ち込まれるなど、たびたびピンチを迎えた。
しかしホームの大声援をバックに、最後の局面ではしっかり体を張って失点を防ぐ。次第にポゼッションを高めて相手ゴールに迫る回数を増やしていくと、後半開始早々の48分、ゴールをこじ開けてみせた。攻め上がった右サイドバック、アルガンナムのシュートのこぼれ球をFWアルブレイカンが押し込み先制。なかなか点が取れず苦しんだものの、先に点を取ることに成功した。
その後はリスクを管理しつつ、堅実なプレーを実践。終盤にCKの流れからアルハシミにフリーでヘディングを打たれるなど、危ないシーンもあるにはあったが、相手のミスにも助けられてそのまま1-0で勝ち切った。
この結果でサウジアラビアは勝ち点を19まで伸ばし、2位日本との4ポイント差をキープ。次戦の日本との直接対決に勝てば、サウジアラビアの2位以内が確定し、カタールW杯行きが決まることになった。一方の日本は敗れれば、オーストラリア対オマーンの結果次第ではあるものの、1差につけるオーストラリアに逆転されて3位に転落する可能性もある。
サウジアラビアにとっても日本にとっても重要な試合は2月1日、日本のホーム、埼玉スタジアムで行なわれる。