日本代表は11日、カタールワールドカップ・アジア最終予選でベトナムと対戦し、1-0で勝利を飾った。前節のオーストラリア戦に続く連勝で、勝ち点9に伸ばし、2位オーストラリアとのポイント差は1となったが、この結果を受けて日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長がコメントを発表した。
上写真=ベトナム戦の勝利を受けてコメントを発表したJFAの田嶋幸三会長(写真◎J.LEAGUE)
監督の考えがしっかり伝わっていた
9月のオマーン戦、10月のサウジアラビア戦に敗れ、思い通りの勝ち点を積み上げられなかった日本だが、前節のオーストラリア戦(10月12日)に続き、この日のベトナム戦にも勝ち切った。同日に行なわれたグループBの首位サウジアラビアと2位オーストラリアの対戦がドローに終わったため、結果的に上位陣との勝ち点の差を詰めることになった。
飛行機トラブルにより欧州組の到着が遅れるなどアクシデントにも見舞われたが、チームは目標としていた勝ち点3を獲得。まだまだ予断は許さないものの、W杯出場権の獲得に向けて着実に歩を進めた。ベトナム戦の勝利を受けて田嶋会長はが以下の通り、コメントを発表した。
「欧州の選手がリーグ戦を終えた後に長期間の移動があり、これまで準備期間が少ない初戦は厳しい試合が続いていただけに、苦しい中でも、今、必要な勝ち点3をしっかりと取れたことは、次にもつながる試合になった。
不可解なVARの判定があったにも関わらず、選手たちはその後も落ち着いてプレーしてくれた。森保監督の考えや気持ちがしっかりと選手やスタッフにも伝わっていた。
今晩、これからオマーンに移動するが、気持ちを切り替え、コンディションを整えてしっかりと準備をして臨みたい。日本からの応援してくれた皆様、ベトナムの会場に来てくれた皆様、皆様の応援は選手たちに伝わりました。本当にありがとうございました」
日本は16日深夜、アウェーでオマーンと対戦する。