日本代表DF吉田麻也が、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム戦にフル出場。過酷な移動、わずかな準備期間といった過酷な条件下で勝ち点3をつかんだ戦いを評価し、次の大事な戦いにも目を向けた。

上写真=ベトナム戦の先発メンバー。吉田はフル出場して最終ラインを支えた(写真◎JFA)

■2021年11月11日 FIFAワールドカップ・アジア最終予選・B組第5節(@ベトナム)
ベトナム 0-1 日本
得点:(日)伊東純也

オマーン戦は「ブラジルと戦うつもりで」

 9月、10月は敗れていた最終予選2連戦の初戦で初めての勝利。吉田は「確実に勝ち点3を取りたい試合だったので、まずは勝ち点3を取れたことが非常によかった」と安堵の表情を浮かべた。

 欧州から日本を経由してベトナム入りした選手がいるほか、吉田など一部選手の現地入りも遅れ、全員そろっての練習は試合前日しかできなかった。「コンディションが悪かったり、移動が大変だったりという中で、みんなが精一杯、力を出し切ったと思う」とチームの出来を評した吉田だが、「もちろん課題もあって、追加点が取れなかったことや、セットプレーもチャンスがあったので、点が取れれば、もっとよかった」と反省点を口にした。

 ただ、コンディションの影響は大きかったようだ。「ベトナムも決して悪いチームじゃなかったし、コンディションも僕らより全然、良かったんじゃないかと思う」と語り、「まずはここで、しっかりベトナムをたたけたことはよかった」と勝利を喜んだ。

 40分にはMF伊東純也の2点目が決まったかと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て取り消しに。主審からは伊東がシュートを打った際、MF田中碧がGKのブラインドになっていたと説明があったといい、「(反則があったかどうかの確認に)かなり時間がかかっていたので、このままいくと厳しいと思って話に行きましたけど、やっぱりダメでしたね」と振り返りつつ、「ただ、そこから焦れることなく我慢できた。そこは評価できる部分だと思います」と収穫も協調した。

 最終予選初の連勝を飾ったが、16日のオマーン戦も勝利が求められる一戦だ。「次も確実に勝ち点3を取らなければいけない試合。(ホームで0-1で敗れた)初戦のようなミスは許されない」と言葉に力を込めた吉田は、「ブラジルと戦うつもりで戦いたい」と強い覚悟を口にした。