日本サッカー協会(JFA)は6日、11月11日にベトナム、16日にオマーンとアウェーでカタールワールドカップ・アジア最終予選を戦う日本代表に、負傷から所属クラブで復帰した堂安律(PSV/オランダ)を追加で招集すると発表した。

上写真=10月シリーズは負傷で途中離脱した堂安律が追加招集された(写真◎Getty Images)

4日のELで30分あまりプレー

 JFAは今月4日に記者会見を行ない、11月シリーズの2試合に臨む日本代表のメンバー27名を発表。その会見の席でも直近のヨーロッパリーグ(EL)で堂安律がプレーしたことに触れ、森保一監督が状況次第で追加招集の可能性を示唆していたが、正式にメンバーに加わることが決まった。

 10月シリーズではトレーニング中にヒザを痛めて途中離脱。その後、クラブでもしばらくプレー機会はなかったが、前述4日のEL・モナコ戦で58分からピッチに登場し、30分あまりプレーした。

 4-3-3を採用したオーストラリア戦の反省点の一つして、右サイドの外側のレーンに右ウイングの伊東純也と右サイドバックの酒井宏樹が重なり、ボールがスムーズに動かせないケースが散見した。縦関係を組む右サイドバックの選手の特徴と状況に応じて内側にポジションを取り、組み立てに絡むことができる右ウイング堂安律の存在は、ボールの循環が必要な際に極めて重要なものとなりそうだ。