日本サッカー協会(JFA)は11月4日、11日のベトナム戦、16日のオマーン戦のアウェー連戦に臨む日本代表のメンバー27人を発表した。日本は現在、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選で4試合を終え、2勝2敗でグループBの4位につける。オンラインで会見に臨んだ森保一監督は「最高の勝ち点を取る」と意気込みを語った。

上写真=初めてA代表に選ばれた旗手怜央(左)と三笘薫。チームに勢いを加えられるか(写真◎Getty Images)

「4-3-3に特化した招集ではありません」

 負け、勝ち、負け、勝ち。日本代表はワールドカップ最終予選で2勝2分けの4位で、11月のアウェー連戦を迎える。全10試合のうち前半最後と後半最初のゲームとなる中盤戦で連勝して、勝負の後半戦につなげたい。

 11月4日に森保一監督はメンバー27人を発表。10月シリーズはオーストラリア戦でメンバーや戦い方を変更して勝利をもぎ取ったが、そのときの殊勲者、守田英正、田中碧は再びメンバー入り。三笘薫、旗手怜央が初代表で、谷口彰悟、山根視来も復帰して、現在、川崎フロンターレに所属しているか、これまで所属していた選手たちが多く選ばれた。ほかに、前田大然、上田綺世も加わってている。東京オリンピック代表やJリーガーも増えた印象だが、森保一監督は「総合的に選んだ」と説明。

 オーストラリア戦で採用して結果を残した4-3-3システムの継続を示唆しながらも、「4-3-3に特化した招集ではありません」と明言。「4-2-3-1でも3-4-2でも経験して培ってきた中で使い分けができるメンバー」と柔軟性を持って、選手のコンディションを見極めた上で決めていくとした。

11月シリーズの招集メンバー

▼GK
川島永嗣(ストラスブール/フランス)
権田修一(清水)
谷 晃生(湘南)

▼DF
長友佑都(FC東京)
吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
酒井宏樹(浦和)
谷口彰悟(川崎F)
山根視来(川崎F)
室屋 成(ハノーファー/ドイツ)
板倉 滉(シャルケ/ドイツ)
中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
旗手怜央(川崎F)※
冨安健洋(アーセナル/イングランド)

▼MF/FW
大迫勇也(神戸)
原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
柴崎 岳(CDレガネス/スペイン)
遠藤 航(シュツットガルト/ドイツ)
伊東純也(ゲンク/ベルギー)
浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)
南野拓実(リバプール/イングランド)
古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
守田英正(CDサンタクララ/ポルトガル)
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
三笘 薫(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)※
前田大然(横浜FM)
上田綺世(鹿島)
田中 碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)

※は初代表

【スタッフ】
▼監督
森保 一
▼コーチ
横内昭展
齊藤俊秀
上野優作
▼フィジカルコーチ
松本良一
▼GKコーチ
下田 崇