日本代表FW大迫勇也が、現地時間10月7日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・サウジアラビア戦に向けた決意を語った。負けられない戦いに向けて、自分のやるべきことなどの考えを明かしている。

上写真=現地入りして練習を消化している大迫(写真◎JFA)

現地は「そこまで暑くはない」

 9月の2試合で1勝1敗だった日本は、2連勝スタートを切ったサウジアラビア、オーストラリアとの重要な2連戦を迎える。「僕らが置かれている状況は、全員が分かっていると思う。サウジとオーストラリアが2連勝しているので、ここで僕らがたたかなければいけないと強く感じている」と語った大迫は、「全選手が同じ方向を向いて、良い準備をして、良い試合の入り方をすることが大事」と心境を明かした。

 サウジアラビアは初戦でベトナムをホームに迎えて3-1で勝利し、第2戦では日本が初戦で敗れたオマーンにアウェーで1-0の勝利を収めている。相手の印象について「個の能力が上がってきているチームだと思う。プラス、ヨーロッパの監督(フランス国籍のエルヴェ・ルナール監督)が規律や戦術を落とし込んでいるという印象がある」と語った大迫は、ボールを保持して攻めてくることが予想されることを踏まえて「試合に入ってみないと分からない部分も多いし、僕らもボールは保持したい思いがある。しっかり話して、チームで共有しておかなければいけない」とポイントを挙げた。

 試合開始は現地時間20時で、同じ時間に練習を消化して「夜は風もあり、そこまで暑くはないと感じている」と語る。どこまで順応できるかも重要だが、「暑さは相手も一緒なので、自分たちが試合のリズムやペースをコントロールすることが一番。それは先制点を取れれば可能だと思うので、チームで取り切れるようにしたい」と意気込む。

 中国との第2戦では決勝ゴールを決め、日本を勝利に導いた。同様の活躍が期待されるストライカーは、今回の2連戦を「最終予選の前半戦のヤマ場。ここで結果を出せればW杯に近づけるし、結果が出なければW杯は厳しくなる。それは全選手が理解していると思う」と強調。さらに「しっかり自分たちのプレーを出し、結果を出し切れるように、最高の準備をしたい」と力強く語った。