日本サッカー協会(JFA)は28日、10月7日のサウジアラビア戦(アウェー)、10月12日のオーストラリア戦(@埼玉スタジアム)に臨む日本代表のメンバー25人を発表した。日本は現在、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選で2試合を終え、グループBの4位につける。オンラインで会見に臨んだ森保一監督は「今のベストのメンバー。(今回の)2試合で最大勝ち点を取りたい」と意気込みを語った。

上写真=最終予選前半戦の山場となる10月シリーズに臨む25人が決まった(写真◎早浪章弘)

負傷の久保建英と古橋亨梧は招集せず

 最終予選前半戦の山場となる10月シリーズに臨むメンバー25人が発表された。9月シリーズからは負傷の影響で古橋亨梧(セルティック)、久保建英(マジョルカ)が外れ、国内組の佐々木翔(広島)、山根視来(川崎F)も選外となった。代わって選ばれたのが、橋岡大樹、三好康児、浅野拓磨、田中碧の4人。前回、追加招集されたオナイウ阿道も今回は活動のスタートからメンバー入りを果たしている。また、サウジアラビア戦は出場停止の伊東純也も招集された。

 森保監督は10月シリーズで新たに(久々に)招集されたメンバーについて「新たに(招集したように)見えるかもしれませんが、これまでの活動の中で一緒に戦ってきた」と話し、厳しい戦いが予想されるサウジアラビア戦、オーストラリア戦に臨むことに関しても「まったく心配していない」と説明。「連動、連係も問題ないと思います。これまでの招集の中で誰が出てもチームは機能できる。今のベストのメンバーだと思っています」と意気込みを語り、前回は移籍直後のために招集を見送った経緯がある田中については「A代表で活動できるハングリーな気持ちを見せてほしい」と期待を寄せた。

10月シリーズの招集メンバー

▼GK
川島永嗣(ストラスブール/フランス)
権田修一(清水)
谷 晃生(湘南)

▼DF
長友佑都(FC東京)
吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
酒井宏樹(浦和)
室屋 成(ハノーファー/ドイツ)
植田直通(ニーム/フランス)
板倉 滉(シャルケ/ドイツ)
中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
冨安健洋(アーセナル/イングランド)
橋岡大樹(STVV/ベルギー)

▼MF
原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
柴崎 岳(CDレガネス/スペイン)
遠藤 航(シュツットガルト/ドイツ)
伊東純也(ゲンク/ベルギー)
浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)
南野拓実(リバプール/イングランド)
守田英正(CDサンタクララ/ポルトガル)
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
三好康児(ロイヤル・アントワープ/ベルギー)
堂安 律(PSVアイントホーフェン/オランダ)
田中 碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)

▼FW
大迫勇也(神戸)
オナイウ阿道(トゥールーズ)

【スタッフ】
▼監督
森保 一
▼コーチ
横内昭展
齊藤俊秀
上野優作
▼フィジカルコーチ
松本良一
▼GKコーチ
下田 崇