痛恨の黒星スタート。カタール・ワールドカップのアジア地区最終予選が9月2日に始まり、日本はオマーンをホームに迎えて戦った。ところが終始、足が重く、88分には左サイドをあっけなく破られて中央で合わされ、失点。そのまま迫力なく敗れた。遠藤航は中盤でのミスマッチがその遠因になったと指摘する。

上写真=遠藤航は中盤で相手とのミスマッチにどう対応するか模索し続けた(写真◎JMPA早浪章弘)

■2021年9月2日 ワールドカップ最終予選第1戦(@大阪・吹田/観衆4,853人)
日本 0-1 オマーン
得点者:(オ)アルサビ

「自分たちに問題があると思います」

 オマーンにまさかの0-1。ワールドカップ最終予選のスタートは最悪の結果になった。どうしてこんなことが起こったのか。遠藤航は「自分たちに問題があると思います」と受け止める。

「サイドが張ったときに中に入れるよりも強引にも縦に突破してコーナーを取るとか、クロスを上げるとか、そっちのほうが効果的だったかもしれない」

 しっかりと壁を築いてきたオマーンに対して、大迫勇也のポストプレーを軸にリズムを作ろうと試みるが、日本は攻めあぐねるばかり。後半には古橋亨梧が左サイドハーフに入ってから活性化されてドリブル突破でリズムを作りかけるが、ゴール前に入る人数が少なく、決定機はほとんど生まれなかった。

 守備に関しても、相手の中盤の並びに適応する必要を感じていた。いわゆるダイヤモンド型で、こちらはボランチ2人とトップ下の三角形。「こっちにはトップ下がいるので相手のアンカーを抑えますけど、インサイドハーフが来たときに向こうのトップ下と合わせて3人を誰が抑えるのか」とミスマッチを解消しきれないまま。「切り替えのところで僕と(柴崎)岳で奪えればよかった」と悔やんだ。

 それでも、ミスマッチを逆手に取ることもできた。「考え方ですけど、ミスマッチを作るということはどこか(別の場所)でミスマッチが起きるということで、それは相手も同じなので、2ボランチでやることが悪いとは思わない」と俯瞰する。その上で「システムを変えてみたりマンツーマンにしてもいいのかもしれない」と改善のためにテコ入れへの含みを持たせた。

 最悪の黒星スタートと取るか、負けたが最初の試合で良かったと考えるか。

「結果は受け入れるしかないので、切り替えてやっていく」

 遠藤はフラットに先を見据えた。