日本サッカー協会(JFA)は17日、アディダスジャパン株式会社と2023年以降の「日本サッカー協会オフィシャルサプライヤー」契約の基本合意に至ったと発表した。JFAは1999年からオフィシャルサプライヤー契約を結んでいる。

上写真=2023年以降も日本代表はアディダスジャパンからサポートを受けることになった(写真◎Getty Images)

次の100年に向けて新しい価値を生むもの(田嶋幸三会長)

 日本代表は1999年からアディダス ジャパンとオフィシャルサプライヤー契約を結び、男女全年代のサッカー日本代表チームに加え、フットサル、ビーチサッカー、eスポーツ・サッカーなど、すべての日本代表チームのユニフォーム提供など、さまざまなサポートを受けてきた。今回、2023年以降の契約について基本合意に至り、サッカー日本代表チームのみならず、国内の各種大会や事業なのもサポートを受けることになった。今後はさらに関係を強化し、さまざまな取り組みを協働することで、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念を具現するとしている。

 今回の合意について、アディダスジャパン株式会社のステイン・ヴァンデヴォースト代表取締役とJFA田嶋幸三会長が以下の通り、コメントを発表した。

■アディダス ジャパン株式会社ステイン・ヴァンデヴォースト代表取締役

「日本サッカー協会との長期契約を延長できることを大変光栄に思います。アディダス ジャパンは、弊社理念である『Through sport, we have the power to change lives.(スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力があります。)』に基づき、この強固なパートナーシップを通して、サッカー日本代表へのサポートはもちろん、グラスルーツを含む日本サッカー全体の発展に寄与できるよう努めてまいります。先日発表した 『Own the Game』戦略において、サッカーは優先的に取り組むべきスポーツカテゴリーのひとつです。サッカーは当社の長い歴史の一部であり、今後もその一部であり続けるでしょう。アディダスはサッカー業界のリーディングブランドとして、引き続き選手のパフォーマンス最大化に貢献し、あらゆるレベルのフットボーラーの皆さま、そして世界中のサッカーを愛する皆さまに、より豊かなスポーツ体験を提供できるよう革新的な商品・サービスを展開し続けます」

■公益財団法人日本サッカー協会 田嶋幸三会長

「この度、アディダス ジャパン株式会社と2023年以降の『日本サッカー協会オフィシャルサプライヤー』契約の基本合意に至ったことを大変嬉しく思います。アディダス ジャパンには20年以上にわたり、ご支援いただいておりますが、2023年からは、各カテゴリー日本代表だけでなく、日本サッカーの次代を担う選手の育成・強化、指導者・審判員などの人材養成、さまざまな国内の大会やグラスルーツなど、日本サッカー全体の発展をサポートしていただくことになります。今年、JFAは創立100周年を迎えます。アディダス ジャパンとの新たなオフィシャルサプライヤー契約は、次の100年に向けて大きな価値を生むものだと思っております。アディダス ジャパンには心から感謝申し上げると共に、今後も手を携え、サッカー、スポーツを通じた人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献してまいりたいと思います」