日本代表のFW浅野拓磨が、オンライン取材に応じた。11日のセルビア戦では決定的なチャンスを迎えながらもノーゴール。大迫勇也の不在ゲームで、勝手知ったるセルビア相手に結果を残したかったが、悔しさの残る結果となった。快足FWは今シリーズの最終戦となる15日のキルギス戦でゴールを誓った。

上写真=キルギス戦でゴールを挙げたいと話した浅野拓磨(写真◎スクリーンショット)

GKと1対1の絶好機に決め切れず反省

 セルビア戦も、当然ながらゴールを狙っていた。伊東純也に代わって、76分からピッチに登場。すると88分に、ビッグチャンスが訪れた。植田直通のパスに反応して抜け出し、相手GKと1対1の状況を迎えた。だが、右足で放ったシュートは、弾かれてしまい、絶好機を逸した。

「植田とハーフタイムに話していて、スペースが空いているからもし俺が出たら、スペースを狙ってくれと話していて。それが出たシーンでした。ビッグチャンスで、GKと1対1だったので、決めなければいけないシーンだった。ボールがはねていたので落ち着こうと思ったんですが、GKの距離が、思うような自分のタイミングで(シュートが)打てなかった。駆け引きで、相手のGKにやられたかなと。もっといい判断であったり選択肢があったと思うので、そこは自分の課題」

 昨季、セルビアリーグのパルチザン・ベオグラードでプレーしていた浅野には、相手にチームに知っている選手が多かった。「ゴールを決めて、ジャガーポーズをかましてやろう」と気合が入っていたが、叶わず「悔しかった」という。だが、「今回の活動でも、たくさんチャンスがある中で、決め切れていないシーンが多いですが、そういう中でもやり続けことが大事ですし、それがセルビア(リーグ)で18点を取ったことにつながっていると思います。ここでめげずに、次の試合で絶対点を取ってチームを勝たせると、切り替えてやっていくしかない」と前を向いた。

 次戦は、15日のアジア2次予選のキルギス戦。最終予選進出が決まった中で迎える言わば消化試合だが、「突破が決まっていようが、関係ない。やっぱり代表のピッチに立つことは特別のこと。立った以上は結果を出すことが使命だと思っています。そのチャンスがあるのなら、全力で取り組みたい」と強い思いを持って今回の活動の最終戦に臨むつもりだ。

 大迫勇也が負傷により途中離脱し、南野拓実はクラブの事情により、すでにチームを離れた。セルビア戦では古橋亨梧が先発して1トップのほかサイドやトップ下を務めるなど万能性を示し、追加招集された生粋のストライカー、オナイウ阿道が代表デビューを飾った。攻撃陣の層が拡充されつつある中で、浅野もうかうかはしていられない。U-24代表との試合でゴールを挙げているものの、さらに自身の力を示すために、結果を残したいところだろう。

「これまでとてつもない数の悔しさを経験しています。僕は圧倒的に喜びよりも悔しい経験の方が多いですけど、それがその先の喜びにつながると信じています。そういう経験をすればするほど自分の力になりますし、もっともっとやらないとなと思います。うまくいているときよりもいったにときのほうが自分はドレーニングに取り組めるし、未来の自分に向けて頑張っていけるので。いつか待っている喜びに向けて、全力で取り組んでいます」

 これまでもこれからも、悔しさは自らが成長し、力強く前進していくための原動力。2次予選の締めくくりとなるキルギス戦でネットを揺らし、浅野拓磨の存在価値をしっかりと示すつもりだ。