6月7日にFIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のタジキスタン戦でも勝利を収めた日本代表は、次は11日にセルビア代表とのキリンチャレンジカップ2021を戦う。10日に南野拓実がオンライン取材に応じた。

上写真=タジキスタン戦で決勝ゴールを挙げた南野拓実(写真◎JMPA早浪章弘)

かつてのチームメイトを警戒。「非常に厄介な選手」

 日本代表は6月11日にセルビア代表とのキリンチャレンジカップ2021に臨む。2018年のロシアワールドカップ後、初めてとなるヨーロッパ勢との国際Aマッチで、南野拓実は「仲がいい選手の一人」というリバプール時代の同僚のマルコ・グルイッチとの再会を果たしそうだ。「非常に体が大きくて、それでいて技術も高くて、中盤でボールも裁ける。こちらとしては非常に厄介な選手」と、190センチを超える身長を持つポルト所属のボランチを警戒する。

 そんなセルビア戦を前に、最前線でチームを牽引してきた大迫勇也がケガにより途中離脱することとなった。南野は「サコくん(大迫)がいるときと、いないときとでは、チームの前線、僕たち2列目の選手は特にやり方が変わってくる」と話すも、「サコくんがいないときにチームとして何か(攻撃)方法を見つけていかなければいけないとも感じている」と、新たな前線の面々での連係強化を目指す。

「こういう時期にヨーロッパのチームと戦えることで、僕たちにとって非常に有意義な試合になる。その中で自分たちが今までやってきたものをしっかりぶつけた上で、どういう結果になるのか楽しみです」

 強豪セルビアとの腕試しとなる一戦を、サムライブルーのナンバー10は心待ちにしている。