日本代表は5月28日にFIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のミャンマー戦を戦い、10-0で勝利して最終予選進出を決めた。一夜明け、6月シリーズの4試合に向けて、中村航輔がオンライン取材に応じた。

上写真=ミャンマー戦では控えGKとしてベンチに入った中村航輔(写真◎山口高明/BBM)

「求められているのは、ゴールを守ること」

 自身初となる海外挑戦の1シーズン目が幕を閉じた。今年1月に中村航輔は柏からポルトガルのポルティモネンセに移籍。「チームメイト、文化、言葉が違いますので、適応するのは簡単ではない」と話すように、ヨーロッパでの最初のシーズンは出場機会なしに終わったが、「なかなか試合に出ることはできなかったけれど、自分の中では充実した半年間を送れた」と、ポルトガルでの充実ぶりを言葉にした。

 ただし、ポルトガルでは実戦の場が少なかったことから、「僕が試合に出てミスをすれば、試合の経験がなかったということで、批判される材料の一つにもなるのかなと思います」と、試合勘への懸念もある。だからこそ、「出場したときにはしっかりといいパフォーマンスを出したい」と、日本代表での活躍を見据えた。

「求められているのは、ゴールを守ること。それはどの国でも変わりません」

 GKとして与えられた役割は、柏でも、ポルティモネンセでも、そして日本代表でも不変。その責務を果たすべく、中村は日々、成長していく。