日本代表は5月28日に千葉県のフクダ電子アリーナで、FIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のミャンマー戦を戦う。昨年11月以来の日本代表活動に合流したマルセイユの長友佑都がオンライン取材に応じた。

上写真=日本代表の活動に合流した長友佑都(写真◎BBM)

フランスでつかんだ自信。「まだ自分はやれる」

 イタリア、トルコ、そしてフランス。長年にわたりヨーロッパの舞台で活躍する長友佑都が、久々に日本国内での代表活動に合流した。「久しぶりの代表で、緊張感も楽しんでいる自分がいて、すごく充実しています」と晴れやかな表情を見せる。代表活動への参加は昨年11月以来のこと。日本国内での活動となれば、2019年10月までさかのぼる。

 所属するマルセイユ(フランス)ではリーグ戦20試合に先発出場するなど、その存在感を放った。「フランスリーグのスピード感だったりフィジカルレベルというのは明らかに違っていて、僕自身も実際に約9カ月間(実戦から)離れていたので、すごく苦労しました」と自身初となるフランスでの苦悩も明かすが、「徐々にコンディションを取り戻していって、(シーズン)後半戦は相当な試合数に出場できました。まだ自分はやれるな、と自信を持てました」と話す。

 昨年9月に34歳になった長友は、今回招集されたフィールドプレーヤーの中で最年長。年齢的にはベテランの域に達したとも言えるが、「僕にはワールドカップという目標がある。そこに向けてブレずにやっていくだけです」と、来年開催予定のカタール・ワールドカップ出場に向けた思いも言葉にする。5月28日のミャンマー戦は、その舞台にたどり着くための一歩ともなる。

「若くて良い選手がたくさんいて、どんどん競争が激しくなっていくと思うので、そこは自分も負けないように、強い気持ちで覚悟を持って戦いたいなと思います」

 その豊富な経験値をサムライブルーに還元しながら、長友自身はまた新たなステージへ向けて日本代表のライバルたちと切磋琢磨する。