日本代表は5月28日に千葉県のフクダ電子アリーナで、FIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のミャンマー戦を戦う。今年3月に続き日本代表に名を連ねる大迫勇也がオンライン取材に応じ、意気込みを語った。

上写真=日本代表の活動に合流した大迫勇也(写真◎BBM)

「まずはしっかりと結果を残すことが第一」

 ドイツから帰国したサムライブルーのエースストライカーは、再びカタールワールドカップを目指す戦いに照準を合わせる。「シーズンが終わった後なので(代表合宿の)最初の2日間は調整でしたけれど、またこの2日間でしっかりと上げるところを上げて、いい緊張感で試合に臨みたい」と、大迫勇也は5月28日のミャンマー戦に向けて闘志を燃やす。

 3月に行なわれた韓国との親善試合でも最前線で起点となり、サムライブルーの快勝に貢献。その後のモンゴル戦ではハットトリックを達成するなど、ゴールショーの立役者となった。「今に限らず、もうずっと代表で主力として使ってもらっている。責任感はもちろんあります。僕が一番前にいるので、みんなにしっかりとしたプレーを見せなければいけないという思いも常に持っています」とエースの自覚も胸に秘める。

 ドイツでの2020-21シーズンは悔しさを味わった。所属するブレーメンはブンデスリーガ残留争いで生き残ることができず、無念の2部リーグ降格。大迫自身は24試合に出場したものの、そのうち先発出場はわずか7試合。中盤の位置で起用されることも多く、無得点に終わった。「チームが負けている中でもなかなか出場時間がなく、歯がゆいというか。スタートから(試合に)出ることが少なかったので、残念でした」と振り返るが、「もう終わったこと。今は代表のことしか考えていない」と、気持ちを切り替えて日本代表の戦いに向かっていく。

「まずはしっかりと結果を残すことが第一。セルビア、ジャマイカと、良いチームとも対戦できるし、オリンピック(代表の活動)で抜ける選手も多いので、新しい選手が入ってきて底上げできるチャンスもあるのかなと思います」

 5月、6月もサムライブルーの最前線に、大迫勇也は健在だ。日の丸を背負い、新たな戦いへとチームを引っ張っていく。