上写真=齊藤俊秀コーチから新型コロナウイルスの陽性反応が認められたが、予定通り試合は開催予定。写真は昨日の練習より(写真◎サッカーマガジン)
選手には23日午後のミーティングで通達
日本サッカー協会のリリースによれば、3月22日に齊藤俊秀コーチの新型コロナウイルスの陽性反応が認められた。
「2021年3月22日(月)、代表活動合流前の事前検査(SmartAmp法検査およびPCR検査)によって、SAMURAI BLUE(日本代表)の齊藤俊秀コーチから新型コロナウイルスの陽性反応が認められました。これまでのところ、齊藤コーチは無症状で発熱等の体調不良の症状はなく、現在、保健所の指示に従って対応しております。
また、代表活動合流前の検査であったことから、他の代表スタッフや選手について、保健所から濃厚接触者はいないことが確認されておりますので、現時点において試合の開催に変更はありません(本日23日朝に当該者以外に実施した検査にて、全員の陰性が確認できております)。
日本サッカー協会では、引き続き、感染拡大防止と安全確保を最優先に、さらなる注意喚起や健康状態の確認を引き続き細やかに取り組むとともに、厚生労働省や保健所、関係当局の方針や行動計画に基づいて迅速に対応してまいります」
反町康治技術委員長の説明によると、齊藤コーチは21日午後に宿泊先のホテルに入る際に検査をして陰性が確認。そのまま部屋に入り、夕食も自室で済ませたという。フロアもスタッフのフロア、国内組のフロア、海外組のフロアの3フロアに分かれており、22日の朝食前の検査で陽性反応が認められるまでに濃厚接触に当たる履歴はないと判断された。
「保健所との話や、私が本人とも話した中でそういう見解になり、検査もしていて、いまの状況ではみんなネガティブ(陰性)なので活動を続けるということになりました」
選手には23日午後のミーティングで通達したという。
「午後のミーティングのときに選手には話をしました。動揺(しているか)は分からないけれど、いまのこの状況では、共存しながらも予防して活動するのが前提で動いていますので、常に前に進んでいくしかないと思っています」
今後については、これまでの厳しい予防対策にさらに努めていく。
「検査はドクターと相談していきます。検査が頻繁だからこそ分かったということもできると思います。現在の検査方法であれば7時に検体を取ったら9時には分かるので、相談しながら完全に良い状態を作るしかないと思います」