3月25日に韓国と、30日にモンゴルと戦う日本代表が動き出した。日韓戦といえば歓喜よりも屈辱の印象が強く、前回対戦でも黒星。そのときにキャプテンマークを巻いて戦った佐々木翔は、静かにリベンジを狙っている。

上写真=佐々木翔は前回、韓国に敗れた悔しさを忘れてはいない(写真◎サッカーマガジン)

「日本のために自分がどういうプレーができるか」

 佐々木翔にとって韓国との試合は、親善試合であったとしても「リベンジマッチ」になるだろう。

 前回の日韓戦は、2019年12月18日のE-1選手権でのこと。この試合を0-1で落としている。佐々木はキャプテンマークを巻いてフル出場した。

「多くの歴史のある試合ですが、個人としては前回、タイトルのかかった試合で負けています。リベンジというか、戦うチャンスがあるというのが僕としてはうれしいですね。いつになく気合が入る試合です。覚悟はありますし必ず倒したい。日韓戦に必ず勝つのは非常に大事なことですから、目の前の一戦になんとしても勝ちたいと思っています」

 若手中心で臨んだ前回のE-1のラストゲームで、勝つか引き分けで優勝だったが、タイトル獲得はならなかった。

「ロングボールを放り込んできたイメージがありますし、コンパクトに守れていたとは思うのですが、最後のところで一歩の寄せ、球際でもっともっと要求していかなければいけないところがありました」

 その屈辱から1年4カ月が経過した。コロナ禍にありながらももう一度、代表の一員として韓国と戦うことができるのは、幸せなことだ。

「最初からいうと、小さい頃からの夢でしたし、限られた人がこの場所に立つことができます。だから、日本のために自分がどういうプレーができるか、チームを勝たせられるかが大事だと思っています。自分の良さを生かして日本のために精一杯できればと思っています」

 そのために強調するのはハートの部分。前回対戦でそのことを改めて痛感した。

「気持ちを全面に押し出して戦う場面があってもいいと思います」

 日韓の比較において長い間、常に語られてきたことだ。その悲しいループを断ち切りたい。一方で、平常心で挑むことの大切さも知っている。

「僕はいつもの試合と同じメンタルと変わりなく最大限の気持ちでやっていきます。韓国だからどうこうということではなくて、いつも気合入っていますから」

 すべての試合で気合マックス。それが佐々木のやり方だ。