この夏、海外に移籍を果たし、初めて海外組として日本代表に参加しているDF室屋成が、コートジボワール戦を翌日に控えた12日、取材に応じた。昨年11月以来の代表活動で改めて日本代表のレベルの高さを実感し、刺激を受けたという。

上写真=トレーニング中の室屋成。11カ月ぶりの代表活動で大いに刺激を受けたという(写真◎JFA)

初めて海外組として代表に参加

 今年8月にFC東京からハノーファーへ移籍し、海外組になった。まだ2カ月。「まだまだ環境している段階」で「それほど経験してない」と話すが、ドイツに来たからこそ感じるものがあるのも確かだろう。

「まずはこの環境に慣れること。言葉の大切さもいま1番感じているところなのでそれが最初にクリアしなければ問題かなと思います。その後にまたいろいろ見えてくるものがあると思うので、まずはこの環境にこの半年くらいでなれることと、自分がある程度、指示が出せるように言葉を身につけないと。そうならないとサイドバックのポジション的には難しいと思いますから」

 海外で戦うことの意味を噛みしめる日々の中で、室屋は成長を続けている。久々の代表活動にも意欲的だ。

「このチームで久しぶりに行きましたけど、やっぱりレベルが高いなと改めて感じます。その中でも自分のスタイルと言うのを出していきたい」

 すでに代表の常連だが、ポジションをつかんでいるわけではない。同じ右サイドバックには長らく不動の存在として君臨する酒井宏樹がいる。カメルーン戦を間近で見て、ともにトレーニングして、改めて感じるものがあったという。

「試合に出ればやっぱり自分の力というのを証明したいと思っています。この前のカメルーン戦の宏樹くんのプレーとかも見ながら改めて凄い選手だなと感じました。ああいうプレーを自分もしたいと思いました」

「ああいう相手でも単純にフィジカル部分で勝っていたと思うのでそこは単純に見習うべき部分だとすごく感じています」

 フィジカルに優れるカメルーンの選手に互角以上に渡り合い、存在感を示した酒井のプレーに大いに刺激を受けた。自身と酒井との違いを問われると、「自分の良さというのは攻撃で何回も仕掛けていけるという部分。そういうところで(チームの中で)勝負をしていきたいと思います」と語った。そして「(酒井を)越えていきたいというよりは、2人(酒井、長友佑都)から学ぶものがたくさんあります。最終的に誰が試合に出るかを選ぶのは監督なので、そこに対してそこまで強く思ってはいないです。それよりも2人から吸収して、成長できたらいいという思いが自分は強いです」と、長らく日本を引っ張て来たサイドバックから多くを学び、自身の成長につなげたいと話す。

 最良のお手本がいる代表は、やはり刺激的な場所だ。前回代表でプレーしたのは昨年11月のベネズエラ戦。今夜のコートジボワール戦に出場すれば、代表11キャップ目。海外組としては初キャップとなる。アフリカの強豪相手に室屋がどんなプレーを見せるのか、注目だ。