なでしこジャパン(日本女子代表)が15日、オーストラリアで開催されているAFC女子アジアカップの準々決勝、フィリピン女子代表戦に臨んだ。この試合に勝てば、来年の『FIFA女子ワールドカップ2027・ブラジル』の出場権を獲得する日本は、相手を圧倒。7ゴールを集めて10大会連続10回目の女子W杯出場を決めるととともに、女子アジア杯準決勝進出を決めた。

上写真=前半終了間際に先制点を記録した田中美南(右)。ゴールラッシュの口火を切った(写真◎Getty Images)

■AFC女子アジアカップ準々決勝(@豪州)
日本女子 7−0 フィリピン女子
得点:(日)田中美南、古賀塔子2、千葉玲海菜、松窪真心、谷川萌々子、植木理子

準決勝は18日、韓国と対戦!

 ボール保持率は70%を超え、シュート数も大きく回っていたが、守備に人数を割く相手を崩しきれないまま間もなく前半終了となる時間帯だった。日本は左CKの場面で林が蹴ったボールをゴール前で古賀、清家、藤野が連続で狙い、最後は田中が頭でプッシュ。執念を感じさせる連続プレーでようやくゴールをもぎ取った(45分)。

 その3分後、またも左CKで林が入れたボールを古賀がヘッド。5−4−1で構える相手の分厚い守りに苦しんだが、終了間際に2点差をつけて前半を終えた。

 後半も日本は優位に試合を進めながら、得点を重ねていく。まず65分に左から藤野が上げたクロスにファーサイドから飛び込んだ千葉がボレーを合わせて3点目。67分には今大会初出場の松窪が藤野のパスを受けてボックス内をドリブルで前進。DFに当たられながらもしっかりニア上に蹴り込み、チーム4点目を記録した。

 76分にも三たび左CKの流れから古賀がこの日2点目となるゴールを決め、点差をさらに広げた。86分には途中出場の谷川が清水の右クロスをボックス内で収め、落ち着いて右足を振ってゴールをマーク。そして90分には負傷した田中に代わって登場した植木が出場から2分足らずでヘディングシュートを決め、7−0。前半は相手の守備苦しめられた日本だったが、地力の違いを見せつけて圧勝し、準決勝に駒を進めるとともに、来年ブラジルで開催される『FIFA女子ワールドカップ2027』の出場権を獲得した。

 日本の次戦・準決勝は18日(日本時間18時開始)、決勝進出をかけて韓国と対戦する。

▼出場メンバー
・日本女子◎GK平尾知佳(73分:大熊茜)、DF清水梨紗、南萌華、古賀塔子、守屋都弥(46分:北川ひかる)、MF長谷川唯(57分:松窪真心)、林穂之香、宮澤ひなた(57分:谷川萌々子)、FW清家貴子(46分:千葉玲海菜)、田中美南(89分:植木理子)、藤野あおば

2ゴールを決めて勝利に大きく貢献した古賀塔子(中央/写真◎Getty Images)

途中出場で大会2点目を決めた谷川萌々子(19)と大会初出場で代表初ゴールを決めた松窪真心(写真◎Getty Images)