上写真=サッカーマガジンカップ・全国レディース大会は2日目の競技が行なわれた(写真◎サッカーマガジン)
常盤木勢を止められるか
5月4日の大会2日目は、全順位を決める「順位決定ステージ」に入った。決勝トーナメントでは、午前中にベスト16、午後から準々決勝が行われ、いよいよ明日の準決勝に駒を進める4チームが出揃った。
中でも強さが際立つのが、熊谷紗希や鮫島彩といった新旧なでしこジャパンを輩出している東北の名門、常盤木学園高校だ。主力組の常盤木学園高校Tはベスト16を26−0という圧倒的スコアで足利・両毛ローザF C(栃木)を下すと、準々決勝でも大和シルフィード98(神奈川)を8−0と寄せ付けず。優勝候補の筆頭として最終日に挑む。
常盤木学園高校Gも、技術・体力・組織とどれをとっても主力組に遜色ない力を見せた。ベスト16では秋田LFCラフィーユを8−1のスコアで完勝。準々決勝ではふたば未来学園高校A(福島)に前半先生を許す展開も、後半に入って底力を発揮し、2−1の逆転勝利で主力組のTチーム共々、4強入りを果たした。
常盤木学園高校の牙城を崩すべく、ベスト4に駒を進めたのが富山レディースサッカークラブブルーと河内SCジュベニールだ。
富山レディースサッカークラブブルーはベスト16ではFC ENFINI ROSA(岐阜)を11−1、準々決勝ではふたば未来学園高校Bを5−1といずれも組織的な守備をベースに最小失点で下している。
河内SCジュベニールはベスト16でAC館林フェリス(群馬)に10−0と危なげなく勝利したが、続く準々決勝では仙台育英学園高校(宮城)と一進一退の死闘を演じ、60分を終えて0−0。PK戦の末のベスト4入りとなった。
いよいよ最終日、準決勝と決勝を残すのみ。4年ぶりの再会となった節目のサッカーマガジンカップ全国レディース大会で女王に輝くのは、2015年の第28回大会以来の優勝を狙う常盤木学園高校か、それとも念願の初タイトルを目指す富山レディースサッカークラブ、河内SCジュベニールか。
決勝は明日5月5日(金)午後12時30分、菅平高原サニアパークメイングラウンドでキックオフとなる。