2021年の女子プロリーグ創設を前に各チームの補強が活発になっている中、2018年から2シーズン、ドイツのSCフライブルクでプレーしていた猶本光が浦和レッズレディースに復帰することになった。

上写真=古巣である浦和レッズレディースに復帰する猶本(写真は2018年のもの◎Getty Images)

勝利に貢献していきたい

 昨季、なでしこリーグで2位となり、惜しくも優勝を逃した浦和レッズレディースに頼もしい新戦力が加入した。2018年にドイツのSCフライブルクに移籍した猶本光だ。

 2018-2019シーズンは18試合出場したものの、2019-2020シーズンは出場機会に恵まれず、昨年12月に退団することを発表。その動向に注目が集まっていた。

「再び浦和レッズレディースの一員として、日本一の熱いファン・サポーターのみなさまと共に闘えることをとてもうれしく思います。ドイツでは今までと違う世界を見て、肌で感じ、たくさんのことを学びました。この経験を糧とし、優勝を目指すチームの中でさらに成長し、勝利に貢献していきたいです。応援よろしくお願いします」

 古巣である浦和レッズレディースから発表されたコメントには「日本一」「優勝」への熱い思いが込められていた。

 日本代表として出場した昨年11月の南アフリカ戦後、東京五輪メンバー入りのために何が重要かと聞かれて「クラブでしっかり試合に出て、結果を出すこと」と話していた。日本一を狙うチームに加わり、主力としてプレーすることは、東京五輪出場の可能性を高めることにもなるだろう。

「スタジアムでお会いできることを楽しみにしています」

 自身のtwitterでサポーターに向けて、そうメッセージを発信した猶本。3月21日に開幕するなでしこリーグで、海外で戦い、成長した自身の力を証明していくことになる。