Jリーグ初の公式戦として1992年に第1回大会が開催された伝統のリーグカップ、ヤマザキビスケット・ルヴァンカップの1回戦15試合が9月2日に各地で開催された。J3のガイナーレ鳥取とJ2のRB大宮アルディージャの一戦は、ホームの鳥取が立ち上がりに先制点を奪い、後半途中までに3-0とリードを広げる。大宮も1点を返したが、その後はリードを保った鳥取がルヴァンカップ初勝利で2回戦に勝ち上がった。

上写真=ホームの鳥取が大宮を下し、3回目の出場でルヴァンカップ初勝利を挙げた(写真◎石倉利英)

■2026年9月2日 ルヴァンカップ1回戦(@Axis:観衆1,241人)
鳥取 3-1 大宮
 得点:(鳥)藤田一途、山本颯太2
    (大)小林柚希

リーグ戦と合わせて公式戦5連勝

 鳥取は開始直後の2分、ロングスローをはね返された後のセカンドチャンスから、エリア外左サイドでパスを受けたMF藤田がミドルシュート。ワンバウンドしたボールが大宮GK笠原を破り、ゴール右に決まって早くもリードを奪った。

 大宮はボール支配率で圧倒して攻め込むが、なかなかチャンスを生かせずにいると、前半終了間際の45分に鳥取が追加点を奪う。ハーフウェーライン付近でパスを受けたFW山本がドリブルでゴール前まで運び、最後は相手をかわして右足で蹴り込む鮮やかなカウンターで2-0とした。

 さらに後半に入って57分、やはりカウンターから左サイドに抜け出した山本がエリア内までボールを運び、ドリブルで仕掛けてPKを獲得すると、自ら決めてリードを広げる。2027年シーズンの加入が内定しており、現在は神奈川大在学中の特別指定選手である山本が、今季リーグ戦初勝利となった8月22日の明治安田J3リーグ第3節・福島ユナイテッドFC戦に続いて2得点を挙げる活躍を見せた。

 大宮も69分、FW小林がエリア内でドリブル突破を図った際に倒されてPKを獲得し、自ら決めて1点を返す。しかし、その後も何度かチャンスがありながら生かせず、連続失点はせずにしのいだ鳥取が3-1で逃げ切った。

 大会方式の変更に伴って2024年からルヴァンカップに参加している鳥取は、1年目は浦和レッズ、2年目は京都サンガF.C.に1回戦で敗れていたが、3回目の挑戦で初勝利。8月26日の天皇杯2回戦で名古屋グランパスを下したのに続き、2週連続でカテゴリーが上のクラブをカップ戦で下して、リーグ戦と合わせて公式戦5連勝とした。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GKバーンズ・アントン、DFムン・ミン(73分:荒井涼)、ローレンス・マルコ、ヴァンイヤーデン・ショーン、大嶋春樹、MF東條敦輝(90+2分:木内達也)、田制裕作、藤田一途、橋本清太郎(73分:河村匠)、FW山本颯太(62分:篠田大輝、小西陽向

・大宮:GK笠原昂史、DF茂木力也(78分:関口凱心)、中山昂大、イヨハ理ヘンリー、井芹響輔(69分:小島幹敏)、MF日隠ナシュ大士、エドワード真秀(78分:加藤玄)、杉本健勇(69分:泉柊椰)、FW小林柚希、日髙元、スファナット・ムエアンタ(56分:松井匠)