3月2日、鹿島アントラーズのザーゴ監督が練習後のオンライン取材に応じた。翌3日にはカシマスタジアムでサガン鳥栖とのルヴァンカップ初戦を戦う。J1リーグ開幕戦を落としだけに、今季初勝利をつかみたい一戦。中3日での試合に向けて指揮官が思いを語った。

上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズのザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

対戦相手の鳥栖に敬意。「アグレッシブさを出している」

 2月27日に行なわれたJ1開幕戦では清水に逆転負けを喫したが、早くも次の試合がやってくる。3月3日には中3日でルヴァンカップの鳥栖戦が控えている。

「選手たちは改善しようとする意識を持って、練習に取り組んでいる。その姿勢がうかがえます。ルヴァンカップで我々は決勝に行くという目標を持っているので、まずは明日の初戦に勝たなければいけません。特にホームの試合は自分たちが主導権を握って勝っていく。その目標に変わりはないので、しっかりとやっていければと思います」

 鳥栖とのルヴァンカップ初戦を前に、ザーゴ監督はそのように語った。今季のリーグ開幕戦で黒星となったことには「残念」と言うものの、また勝利へと向かって努力する選手たちと同様に、指揮官も鳥栖戦を見据えている。

 J1第1節清水戦から中3日、さらに3月6日の第2節G大阪戦は中2日と、シーズン開幕早々から連戦を強いられる。その中でザーゴ監督は「週末にアウェーのガンバ戦があるので、試合間の日数、リカバーする日数というマネージメントも考えながら選手選考し、現状のベストメンバーを送り出す」と、鳥栖戦のスターティングメンバーについて言及した。

「若い選手が多くて、その勢いでプレッシングし、アグレッシブさを出している。ベルマーレ戦ではそのスピードを生かして戦っていた。鳥栖に敬意を払わなくてはいけない」と、直近の対戦相手についての印象を話すが、「相手どうこうよりも、まずは自分たちのやるべきことにしっかりと集中してやること」と勝利へのポイントを強調する。

「ホームでやる、自分たちのサポーターがいる、自分たちのグラウンドでやる。そういう好条件を、今度は自分たちの好成績、良い結果に結び付けなければいけません。良いサッカーを見せて、結果が伴えばベストです」

 ホームのカシマスタジアムで今季初勝利を挙げるべく、ザーゴ監督と深紅のイレブンは鳥栖戦でその真価を示す。