今季はJ1リーグよりも早く、2月16日に開幕するルヴァンカップ。リーグ戦とメンバーを入れ替えて戦うクラブが多い中、サンフレッチェ広島の城福浩監督は初戦については、リーグ戦を視野に戦うと語った。
上写真=冷たい雨の中で練習を見つめる城福監督(写真◎石倉利英)
サイドアタックの狙いを確認
今季のルヴァンカップは史上初めて、リーグ戦よりも早く開幕する。グループステージ初戦は2月16日(日)で、各地で8試合が開催される予定だ。
ルヴァンカップはリーグ戦の合間、平日に開催されることが多いため、各クラブともメンバーを入れ替えながら戦うことが多い。だが今季のJ1リーグ開幕戦は2月21日(金)から23日(日)にかけて行なわれるため、初戦については多くのクラブが、リーグ戦と同程度のインターバルがある。
サンフレッチェ広島のルヴァンカップ初戦は、横浜FCとのアウェーゲーム(14時、ニッパツ)で、J1開幕戦は23日(日)、鹿島アントラーズとのホームゲーム(14時、Eスタ)。今季J1に昇格してきた相手とのシーズン初陣を前に、城福浩監督は2月12日の練習後に「1週間あるので、リーグ戦も見据えた戦いになると思う」と明かした。
リーグ開幕戦を見据えてルヴァンカップ初戦に臨む考えは、すでに1月26日の練習後に明かしており、同30日から2月9日までの宮崎2次キャンプが終わっても変わることはなかった。この日は2日間のオフを挟んで再始動。あいにくの雨となったが、約1時間半のメニューではサイドアタックの狙いどころなどを入念に確認していた。
城福監督は「我々はコンディショニングの面では、やるべきことをやってきた自負がある。筋肉系のケガもなく、全員が練習をできている」と現状への手応えを明かした。さらに横浜FC戦に向けての準備に関しては「一度どこかで強い刺激を入れる。あとは頭の中の整理。今週しっかり良い準備をしたい」と語り、公式戦スタートに向けて気持ちを新たにしていた。
文・写真◎石倉利英