上写真=加入直後から先発で出場機会を得ている松本。武器であるサイドでの推進力で前節は得点に絡む働きも見せた(写真◎石倉利英)
「これ以上ないくらいの経験ができている」
流通経済大柏高(千葉)から2025年に湘南ベルマーレに加入した松本は、同年は公式戦出場がなく、今年のJ2・J3百年構想リーグでも、出場機会は地域リーグラウンド第3節での途中出場の1分間のみ。現状を打破すべく、9月1日に27年6月30日までの育成型期限付き移籍で鳥取に加入することが発表された。
同2日にチームに合流すると、5日の明治安田J3リーグ第5節・レノファ山口FC戦で先発メンバーに名を連ねてJリーグデビュー。82分までプレーして結果は0-3の完敗、自身も見せ場を作れなかったものの、12日の第6節・ギラヴァンツ北九州戦でも先発出場すると、フル出場で4-2の勝利に貢献した。
合流直後に出場した山口戦とは異なり、北九州戦は一定の準備期間があった。再び先発するチャンスを生かした一戦を「あまり数は多くなかったですが、自分らしいプレーも出せて、フルタイム出ることができた。山口戦を振り返っての修正は、ある程度できたんじゃないかと思う」と振り返る。
2-1とリードして迎えた57分には、DF鄭翔英からのサイドチェンジのパスで右サイドのスペースを突き、相手DFに競り勝って突破してFW三木直土へ折り返し。三木のシュートはGKに防がれたが、こぼれ球をFW山本颯太が蹴り込んで3点目につなげた。「良いボールが来て、相手がいましたが、ああいうところでは絶対に負けてはいけない。その後も落ち着いてパスを出せた」と語る貴重な働きだった。
リーグ戦に出場しながら課題を修正していくサイクルで「これ以上ないくらいの経験ができています。できたこと、できなかったことを振り返って練習に臨めているので、このクラブに来てよかったと、本当に心から思える」。プロ2年目の19歳が鳥取の地で、充実の日々を過ごしている。
取材・写真◎石倉利英