ガイナーレ鳥取GK桃井玲が5月24日の明治安田J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンドWEST-Bグループ第18節・大分トリニータ戦で3試合ぶりの先発出場した。前後半の好セーブに加え、スコアレスで突入したPK戦でも1人を止め、4連勝に貢献。初めてホームのファン・サポーターを背にして臨んだPK戦で、勝利につながる後押しに感謝していた。

上写真=3試合ぶりの出場で前回に続いてPK戦に臨んだ桃井。1人を止めて勝利に貢献した(写真◎石倉利英)

■2026年5月24日 J2・J3百年構想リーグ第18節(@Axis:観衆2,341人)
鳥取 0-0(PK5-3)大分

11試合ぶりの無失点

 鳥取はJ2・J3百年構想リーグのホームでのPK戦は4試合目だったが、過去3試合で使用されたのは、すべてアウェー側のゴール。初めてホーム側で行なわれたPK戦で「ゴール裏のファン・サポーターの皆さんが、相手が蹴りづらい状況を作ってくれて、自分たちがキッカーのときは良い雰囲気を作ってくれて、とてもやりやすかった」と感謝し、「キッカーも5人全員しっかり決めてくれた」と勝ち点2獲得を喜んだ。

 PK戦2人目・大分DF三竿雄斗のキックをセーブしたものの、ボールに回転がかかってゴール方向に転がり、ゴールラインを割った。それでも「止めることができればよかったですが、ネガティブになることなく、(一度セーブできたことが)逆に良いことだと捉えて、4人目で止めることができてよかった」と語ったように、気持ちを切り替えて4人目のMF有馬幸太郎のキックを止め、今度は正真正銘のセーブで勝利に貢献した。

 37分にはエリア内中央から大分MF山口卓己が放ったシュートをセーブ。「正面気味に飛んできてくれたのはラッキーだった」というプレーについて、「最後までDFがスライディングしてコースを限定したり、相手にプレッシャーをかけてくれたおかげもあって、甘いコースに飛んできたと思う。自分だけのセーブではなく、DF陣を含めたセーブだった」とチームメイトへの感謝を口にした。

「前半の途中から、今日は自分たちがボールを握って、失点するとしたら一瞬のカウンターや自分たちのミスから、という試合になると感じていた」という。後半も何度かピンチがあったが的確に対応し、鳥取は第7節以来11試合ぶりの無失点。背番号47の守護神は「常に集中を切らさず、数少ないピンチでどれだけ守れるかが大切だと思っていた。久しぶりに無失点で終えることができてよかった」と納得の表情を浮かべた。

取材・写真◎石倉利英