ガイナーレ鳥取MF藤田一途が、鮮やかなゴールを決めて勝利に貢献した。5月13日に行なわれた明治安田J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンドWEST-Bグループ第9節・レイラック滋賀FCで、エリア外から右足ボレーで突き刺す勝ち越し点。ロアッソ熊本時代に決めていたゴールを再現するような一撃で、ちームのホーム3連勝につなげた。

上写真=78分に2-1とする勝ち越し点を奪った藤田が笑顔でベンチへと向かう。鳥取はこの後に追いつかれたが、試合終了間際の決勝点で競り勝った(写真◎J.LEAGUE)

■2026年5月13日 J2・J3百年構想リーグ第9節(@Axis:観衆1,060人)
鳥取 3-2 滋賀
 得点:(鳥)篠田大輝、藤田一途、荒井涼
    (滋)中村健人、谷田壮志朗

「枠に飛ばすことを意識した」

 1-1で迎えた78分、鳥取はDF荒井涼のロングスローをDF大嶋春樹が頭でつないだボールが、エリア外左寄りで待っていた藤田の元へ。少し浮いたボールを右足ボレーで狙ったシュートが、見事にゴール左下スミに突き刺さった。

 25年4月の鳥取県サッカー選手権大会(天皇杯鳥取県予選)決勝に続く、鳥取加入後の公式戦2得点目は「熊本時代に似たような形で決めたゴールがあって、良いイメージがあった」という。熊本時代の24年、JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦・福島ユナイテッドFC戦で、CKを右足ボレーで合わせて先制点を奪っている。同様のシチュエーションで「あの位置にポジションを取っているので、足を振っていこうと意識していました。良いところにこぼれてくれたので、ふかさないように、枠に飛ばすことを意識した」シュートで仕留めた。

 22分には「見えていなかったですが、感覚でパスを出した」と語るプレーでFW篠田大輝の先制点をアシストした。鳥取は藤田の勝ち越し点後に追いつかれたが、後半アディショナルタイムのラストプレーに荒井が決勝点を奪って劇的な勝利。相手のシュートが3回クロスバーに当たるなどピンチも多かったが、「耐える時間も長かったので、厳しい戦いになりましたけど、全員でコミュニケーションを取って耐えることができました。最後に取って勝てているので、結果オーライという感じ」と笑顔を見せた。

 この試合は当初4月5日に予定されていたが、会場のAxisバードスタジアムの屋根が前日の強風で破損したため中止・延期となり、この日の平日開催となった。鳥取はPK戦勝利を含めてホーム3連勝となり、藤田も「ホームでやれるのは、やっぱりアドバンテージがある。今日も平日でしたが、多くのファン・サポーターの皆さんが来てくれたので、力に変えることができました」と感謝していた。

取材・写真◎石倉利英