ロアッソ熊本GK佐藤史騎が、チームを3試合ぶりの勝利に導く活躍を見せた。4月25日の明治安田J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンドWEST-Bグループ第12節・ガイナーレ鳥取戦で好セーブを披露し、やはり3試合ぶりの無失点。ホームでの連敗後に乗り込んできた敵地で勝ち点3獲得に貢献し、試合後はチームメイトへの感謝を口にしていた。

上写真=今季開幕からフル出場を続けている佐藤。連敗を止める完封勝利に貢献した(写真◎石倉利英)

■2026年4月25日 J2・J3百年構想リーグ第12節(@Axis:観衆1,456人)
鳥取 0-2 熊本
 得点:(熊)ベ・ジョンミン、青木俊輔

「良い声を掛けることができた」

 前々節はテゲバジャーロ宮崎に0-5、前節はサガン鳥栖に0-2で敗れ、ホームで連敗を喫して迎えたアウェーゲーム。無失点で3試合ぶりの勝利をつかんだ試合後、佐藤は「みんなが守ってくれたおかげの(失点)ゼロだと思うので、自分だけではなく、本当にみんなの勝利だと思う」と周囲に感謝した。

 連敗を受けて「今日は何としても勝ちたいと思っていた」と振り返る。12分には鳥取FW星景虎のヘッドを鋭い反応で防ぐなど、最後までゴールを割らせず「何とか勝ててよかった」と喜んだ。

 熊本は開幕から第4節までは3勝1敗(PK戦負け)の好スタートを切ったものの、第5節からはすべて0-1で4連敗するなど失速。開幕からフル出場を続ける熊本の守護神は「失点してしまっている以上、やっぱり責任は感じていた」といい、「それでも今日はみんながゼロで抑えてくれた。みんなのおかげだと思う」と再び周囲への思いを続けた

 2-0で迎えた後半アディショナルタイムのピンチをしのいだ後、大声でチームメイトにゲキを飛ばすシーンも。「自分は少し熱くなってしまうところがあるので、冷静にいこうとGKコーチとも話していた」と明かし、「それでも最後の時間で失点してはいけないので、良い声を掛けることができたと思う、そういうところも意識していきたい」と今後を見据えた。

 今後は大型連休の連戦となる。背番号1は巻き返しに向けて「戦うところは絶対にやらなければいけないと思う。その上でクオリティーを上げて、決めるべきところで決めないと苦しい試合になる。戦うところはベースとしてやっていきたい」と力強く語った。

取材・写真◎石倉利英