上写真=多くの決定機がありながらも生かせなかった宮崎だが、鳥取に攻め込まれても守備が冷静に対応して完封勝利(写真◎石倉利英)
■2026年4月19日 J2・J3百年構想リーグ第11節(@Axis:観衆1,497人)
鳥取 0-1 宮崎
得点:(宮)奥村晃司
「あれだけのチャンスを作って決め切れない」
宮崎は23分、左サイドからのMF井上のロングスローをFW土信田がヘッドでファーサイドへ。落下地点にいたMF奥村が相手DFをブロックしながら反転しつつ、右足で巧みにボールをコントロール、そのまま振り向きざまに蹴り込んで先制点を奪った。
鳥取は最終ラインからのビルドアップを狙うものの、ボールホルダーがプレッシャーを受けてロングボールを蹴らざるをえなくなるシーンが頻発し、なかなか良い形を作れない。それでも29分にはMF矢島のパスに反応したDF荒井がエリア内右サイドに入り込み、相手DFに寄せられてバランスを崩しながらも右足で狙ったが、宮崎GK茂木に防がれた。
宮崎の1点リードで迎えた後半、55分に鳥取はFW三木のパスを受けたFW星が左足で狙うも、ゴール左に外れて決まらず。その後は宮崎が主導権を奪い返し、58分に井上がエリア内左サイドから左足で狙うが、鳥取GK桃井に防がれる。60分には再び井上がエリア内左サイドから軽く浮かせるシュートでファーサイドを狙ったものの、右ポストに当たって決められない。
鳥取は66分に3人の選手交代を行ない、何とか流れを引き寄せようとするが、宮崎の堅い守りの前にシュートを打てない。宮崎も83分、CKからフリーとなっていた土信田がヘッドで合わせたシュートが上に外れるなど、なかなか追加点を奪えない。
終盤は鳥取がゴール前に迫るシーンもあったが、宮崎は最後までゴールを割らせず。前々節、前節に続く完封勝利で3連勝を飾った。
WEST-Bグループで開幕から7連勝で首位を走り、第8節での初黒星後も第9節から3連勝とした宮崎は、今節敗れた2位の鹿児島ユナイテッドFCとの勝ち点差を7に広げ、再び独走状態に入った。それでも大熊裕司監督は「終始ゲームをコントロールできていたと思うが、決め切るべきところで決め切れなかったところに、非常に課題が残った」と厳しい表情。今後はクラブ初の挑戦となるJ2での戦いが控えているだけに、「今日みたいな展開で1-0という結果も悪くはないですが、あれだけチャンスを作って決め切れないと、我々の立場からすると、まだまだ難しい状況を作り出してしまうと思っている。そういったところは突き詰めていきたい」と語っていた。
取材・写真◎石倉利英
▼出場メンバー
・鳥取:GK桃井玲、DFヴァンイヤーデン・ショーン、二階堂正哉、温井駿斗、荒井涼、MF木内達也、矢島慎也(66分:東條敦輝)、高柳郁弥(57分:本保奏希)、鄭翔英(66分:小澤秀充)、FW三木直土(83分:長谷川夢叶)、星景虎(66分:篠田大輝)
・宮崎:GK茂木秀、DF安部崇士、松本雄真、黒木謙吾、下川陽太、MF渡邉英祐、阿野真拓(82分:佐藤遼)、井上怜(82分:安藤陸登)、山内陸、奥村晃司、FW土信田悠生(85分:松本ケンチザンガ)