ガイナーレ鳥取MF河村匠が、これまで以上の強い決意で新たな挑戦を始める。2025年は東京ヴェルディからの期限付き移籍でプレーし、今年は完全移籍に移行。8月に開幕する新シーズンでJ2昇格を果たすためにも、まもなく開幕する特別大会を有意義なものにすべく燃えている。

上写真=完全移籍で鳥取2年目を迎える河村。まずは特別大会でのスタートダッシュを狙う(写真◎石倉利英)

「自分たちがどれくらい昨年と違うのか」

 尚志高(福島)、大阪体育大を経て2023年にいわきFCに加入した河村は、24年に東京Vに完全移籍し、同年途中からブラウブリッツ秋田に期限付き移籍。昨季は開幕から鳥取に期限付き移籍すると左サイドを中心に主力として活躍し、明治安田J3リーグでは34試合に出場して4得点を記録した。

 そのまま完全移籍に移行して臨む新シーズンに向けて「今年も鳥取の一員として戦えることにワクワクしている」という。リーグ戦で11位に終わった昨季を「チームとしても個人的にも、目指していたものに足りない結果だった」と位置付け、「自分自身にプレッシャーをかけて、もっと練習からこだわり、それが昨年よりも良い結果につながるようにしたい」と力強く語った。

 2013年以来のJ2復帰を目指すリーグ戦はシーズン移行に伴って8月開幕となり、まずは特別大会の明治安田J2・J3百年構想リーグを戦う。昇降格がない戦いとあって「ここで良いプレーができなければ、リーグ戦でもできない。この半年で自分の成長曲線を、より右肩上がりにしなければいけないので、そこにフォーカスして数字を求めていきたい」と意気込む。

 今季の鳥取は大卒ルーキー9人の加入などで大幅に若返り、25歳の河村にはチームリーダーとしての役割も求められそうだ。本人も自覚しており「もちろん若い選手よりもアグレッシブにプレーしつつ、年齢が上の選手と同じように、緩いところがあったら引き締める。どちらもできる立場なので、うまく両方ができるようにしたい」と語る。

 2月7日に開幕する百年構想リーグの地域リーグラウンドで、鳥取は第4節までアウェーでの試合が続く。昨季のリーグ戦はホームでは12勝4分け3敗だったが、アウェーでは3勝2分け14敗と勝ち点を伸ばせなかっただけに「自分たちがどれくらい昨年と違うのか、アウェー4連戦でファン・サポーターの皆さんに見せて、8月からのリーグ戦に向けて期待を膨らませてもらえるようにしたい」と言葉に力を込めていた。

取材・写真◎石倉利英