ガイナーレ鳥取DF橋本清太郎が、3試合連続の先発出場と勝利への貢献を期している。大学4年生にしてプロの世界でチャンスをつかんでいるが、過去2試合の先発でチームは1勝1敗。続けて出場機会をつかみ、勝ち点3獲得に貢献して自身の今後にもつなげるべく、高いモチベーションで臨む。
上写真=第31節で初の先発出場を果たした橋本。次節での3試合連続スタメンを期している(写真◎石倉利英)
「自分のキャリアも変わってくる」
専修大から2026年シーズンに鳥取に加入することが内定している橋本は、JFA・Jリーグ特別指定選手として9月20日の明治安田J3リーグ第28節・ザスパ群馬戦に途中出場してJリーグデビュー。控えで出場機会がなかった2試合を挟み、第31節・SC相模原戦で初の先発出場を果たすと、鹿児島ユナイテッドFCと対戦した前節も先発し、2試合連続のスタメンとなった。
大学4年生での先発出場を「個人的には大きなチャンス。これをつかむか・つかまないかで、自分のキャリアも変わってくると思う」と語る一方、相模原戦は2-1で勝利したものの、鹿児島戦は前半の先制点を生かせず、後半の3失点で1-3の逆転負け。「前半は良い形でしたが、後半に弱みが出て失点して敗れている。自分が出させてもらってる以上、勝ちにつなげなければいけない」と厳しい表情で続けた。
相模原戦ではボールを奪い切れず、相手に入れ替わられて突破されるシーンが見られたが、前節は「相手をつぶすプレーは少しずつ出せたと思う」と手応えをつかんでいる。対照的に「ビルドアップで、自分のところで流れを切ってしまうことが何回かあったので、もっとチームメイトと合わせなければいけない」との課題も感じており、チームの勝利につなげるべく改善を期している。
3試合連続の先発出場に向けて「試合に出て、勝ちたい」ときっぱり。ホームでテゲバジャーロ宮崎と対戦する10月26日の次節に向けて、出場機会をつかんで勝利に貢献すべく燃えている。
取材・写真◎石倉利英