ガイナーレ鳥取FW半田航也が久しぶりの得点を機に、さらなる活躍を誓った。6月21日の明治安田J3リーグ第17節・栃木SC戦で終盤に貴重な勝ち越し点を決め、ホーム4連勝に貢献。14試合ぶりのゴールに満足することなく、チームをより上位へと引き上げるべく意気込んでいる。
上写真=貴重な得点で勝利に貢献した半田。チームの上位浮上につながる今後の活躍を期している(写真◎石倉利英)
「もっとやらなければいけない」
37分に先制した鳥取は77分に追いつかれ、ホームでの連勝が3で止まりそうな嫌な流れになっていたが、67分から途中出場していた半田が結果を残す。83分、GK高麗稜太のロングキックをMF小澤秀充がヘッドでフリックしたボールをコントロールし、素早く持ち出して相手DFを振り切ると、右足でゴール右に決めた。
「ヒデ(小澤)が競り合うときに、来るかもしれないと思って、あの場所に立っていた」という。ボールが来てからシュートまでのスムーズな動きを「イメージどおり。全部うまく見えたので、流し込むだけだった」と振り返った。
ブラウブリッツ秋田から期限付き移籍で加入した今季、第3節で先制点を決めて加入後初得点を挙げたものの、その後は長く得点から遠ざかり、今回が14試合ぶりの得点だった。第3節は追いつかれて引き分けており、今回は「自分のゴールで勝ったのはうれしい」と語ったが、すぐに「続けていかないと意味がない」ときっぱり。
「もっとやらなければいけない」とも語った。ホーム4連勝中の鳥取だが、アウェーでは今季1分け8敗、7連敗と苦戦が続く。6月28日の次節、アウェーでのギラヴァンツ北九州戦での連敗ストップと勝ち点獲得に向けて、さらなる活躍を期している。
取材・写真◎石倉利英