ガイナーレ鳥取FW三木直土が、より多くの出場機会につながる自身の結果の前に、チームの勝利に貢献することの重要性を強調した。得点・アシストなどが求められていることを認識した上で、何よりも大事なチームの勝利のために、優先すべきことがあると考えている。

上写真=雨が降る中で練習に励む三木。昇格プレーオフ圏内を目指すチームへの貢献を期している(写真◎石倉利英)

「自分の立ち位置は、まだ確たるものではない」

 開幕戦で先発して以降、控えやメンバー外の時期を経て、第19節から9試合続けて控えからの途中出場が続いていた三木は、第28節で久しぶりに先発出場。その後は第29節は控えからの途中出場、前節は先発出場と、試合ごとに異なる起用法が続いている。

 この間、AC長野パルセイロと対戦した第29節では加入後初得点を決め、2-0の勝利に貢献したが、「自分の立ち位置は、まだ確たるものではない」と考えており、「だからこそ確たるものとするために、結果が欲しい」と強調。先発出場を続けるなど、より多くの出場機会をつかむためのポイントを挙げた。

 鳥取は9月29日の第30節でテゲバジャーロ宮崎に0-2で敗れ、連勝が3でストップした。残り8試合で現状の13位から昇格プレーオフ圏内の6位以上を目指すために、まずは10月6日の次節・カマタマーレ讃岐戦で2試合ぶりの勝利を目指す。

 加入1年目のアタッカーは「最も大切なのはチームの勝利に貢献することで、ハードワークなど自分に求められているものを、どれだけ出せるかも勝利につながってくる」と指摘。その上で「求められているものを100パーセント出すことが最優先。その後に得点やアシストで結果を出したい」と言葉に力を込めていた。

取材・文◎石倉利英