Y.S.C.C.横浜DF藤原拓也が、7月20日の明治安田J3リーグ第22節・ガイナーレ鳥取戦で同点ゴール。古巣相手に2試合連続となるゴールを決め、引き分けでの勝ち点1に貢献した。それでも失点が多い現状を受けて、試合後は改善すべき点を指摘している。
上写真=4試合連続のフル出場となった藤原。2試合連続ゴールで敵地での引き分けに貢献した(写真◎石倉利英)
「失点が続いているので、守備は課題」
YS横浜は前半に先制されたが、58分に藤原がMF中里崇宏のパスから同点ゴール。利き足とは逆の右足で決めた一撃を「パスをもらって内側に切り返した瞬間、もう打つしかないなと思って、思い切って右足で振り切った」と振り返り、前節に続く2試合連続ゴールは、DFゆえに「あまり経験がないのでは」との問いに「そうですね。たまたまです」と笑った。
先制されて迎えたハーフタイムに「セカンドボールを拾えていないとか、守備でうまくいっていないところが結構あったので、自分たちでも話をしたし、(倉貫一毅)監督からもフォーメーション、立ち位置を変えるという指示があった」という。2020年から2年間プレーした古巣相手に同点ゴールを決めた後、自らのミスによるピンチもあったが、1-1の引き分けで勝ち点1を得た。
最近4試合は2勝2分けと勝ち点を伸ばしているが、順位は16位で、さらに上位を目指していきたいところ。3試合連続で先制されている現状を踏まえて「失点が続いているので、守備は課題。しっかりゼロに抑えて、全員で1点、2点と取って勝ち切りたい」と課題を指摘した藤原は、「自分自身も、もっとコンディションを上げて、夏場なので運動量が落ちるかもしれないですが、他のところで補えるようにやっていきたい」と夏以降の戦いを見据えていた。
取材・写真◎石倉利英