ガイナーレ鳥取FW三木直土が、5月19日の明治安田J3リーグ第14節・SC相模原戦でリーグ戦8試合ぶりにメンバーに入り、後半途中から出場。劣勢を挽回すべくゴールを目指したものの、結果にはつながらなかった。久しぶりのチャンスを得たことをきっかけに、より多くの出場機会とチームへの貢献を期している。

上写真=リーグ戦で長くメンバー外が続いていた三木。8試合ぶりにメンバー入りし、後半途中から出場機会を得た(写真◎石倉利英)

「結果でチームに貢献しなければ」

 0-2とリードされた62分から出場して右サイドに入った三木は、「自分がどういうプレーを求められているのかは分かっていた」と振り返る。劣勢の状況で「(利き足の)左足でのプレーや、前向きに仕掛けること、ゴールに向かっていくプレーを求められていたので、そういうものを出そうという気持ちだった」と意気込んでいた。

 出場後すぐの66分にも失点し、3点差の苦しい状況で、懸命にゴールを目指した。「練習ではサイドに張って、左足でカットインという形が多い」ながらも、右SBの田中恵太のオーバーラップを生かすべく内側にもポジションを取り、「ゴール前までボールが来たときはポジションにとらわれず、どんどんゴール前に入っていこうと思っていた」という。

 さらに「チャンスがあれば左足を振ろうと思っていた」ものの、ゴール前のスペースを消して対応する相模原の守備を崩すことはできず。そのまま0-3で敗れ、三木もシュートゼロに終わった。

 ジュビロ磐田からの完全移籍で加入した今季、リーグ開幕戦で先発に名を連ね、第6節までは出場機会を得ていたが、その後はメンバー外が続いていた。8試合ぶりに控えに入って出場したのを機に、より多くの出場機会を目指す。「鳥取は前線に左利きの選手が少ないので、特徴をどんどん出していきたい」と語り、「ゴールやアシストなどの結果で、もっとチームに貢献しなければいけない」と自らに矢印を向けていた。

取材・写真◎石倉利英