ガイナーレ鳥取FW宮田和純が5月19日の明治安田J3リーグ第14節・SC相模原戦でJリーグデビューを飾った。横浜FCから育成型期限付き移籍で加入し、新天地での加入後初出場となったが、決定機を生かせず無得点。チームも敗れる悔しい結果となり、試合後は課題と改善点を語った。
上写真=86分、ゴール前で決定機を迎えた宮田だが、右足シュートはGKにセーブされて決められず(写真◎石倉利英)
■2024年5月19日 J3リーグ第14節(@Axis:観衆1,589人)
鳥取 0-3 相模原
得点:(相)加藤大育、牧山晃政、伊藤恵亮
GKにセーブされて「もったいなかった」
35分と57分に失点して0-2とされた鳥取は62分、宮田とFW三木直土を投入したが、66分にも失点して0-3に。「入ってすぐに失点して0-3になり、相手も(守備を)固く締めてきたので、個の力でどうにかするよりも、周りとの関係、3人目の動きなどで(相手を)はがさなければいけなかった」と振り返った宮田だが、「自分が来たばかりということもあるかもしれませんが、周りとの関係がうまくいかなかった」と厳しい表情を浮かべた。
一方で「1本、絶対に決めることができたシュートがあった」とも語った。86分、敵陣の高い位置でボールを奪ったMF東條敦輝からのパスを受け、エリア外中央から右足でゴール右を狙うも「最初の時点でGKが、自分から見て右の方に寄っていたのですが、左に(シュートを打つために、体を)ひねることができなかった」という右足シュートはGKのセーブに遭う。無得点に終わってチームの完封負けを喫し、「もったいなかった」と悔しがった。
流通経済大から今季加入した横浜FCではリーグ戦出場がなく、これがJリーグデビュー戦だったが、悔しい結果に終わった。「ああいうチャンスを決め切らなければいけない」と再確認したルーキーは、「思い描いていたようなサッカーではなかったですが、どんな状況になるかは分からないので、それでも点を取れるようにしなければいけない」と次節以降の勝利への貢献を期していた。
取材・写真◎石倉利英