ガイナーレ鳥取MF金浦真樹が、さらなる成長への意気込みを語った。天皇杯予選として4月21日に行なわれた鳥取県選手権大会の決勝で、加入後公式戦初出場。まだリーグ戦の出場がない現状を踏まえ、より多くの出場機会をつかむべく、努力を重ねていくつもりだ。
上写真＝加入後初の公式戦出場となった金浦。鳥取のユニフォーム姿のお披露目となった（写真◎石倉利英）
CBの一角でフル出場
「今年初めての公式戦でした。やってやるぞという気持ちはありましたが、チームが勝てばいいので、それに徹底してできたのがよかった」
藤枝MYFCから加入した今季、鳥取での公式戦デビューを飾った金浦は試合後、このように心境を語った。中国リーグのYonago Genki SCと対戦した鳥取は3-2で勝ち、CBの一角でプレーした金浦は、リーチの長さを生かしたタックルなど持ち味を発揮してフル出場している。
13分までに2-0としながらも、前半のうちに2失点して追い付かれる苦しい展開となったが、焦りはなかったという。「相手に崩されたわけではなく、自分たちのミスだった。最初に2点取れていたので、やるべきことをやっていれば点は取れると思っていた」と振り返ったように、守備陣が立て直して失点を防ぎ、後半のチーム3点目につなげた。
惜しいプレーもあった。2-2で迎えた65分、CKから右足ボレーで狙うチャンスを迎えたが、決めることができず。「めっちゃ良いボールで『来た！』と思ったんですけど、当たり損ねてしまった」と勝ち越し点を奪えなかったことを悔しがった。
次に目指すのは、まだ開幕から出場機会がない明治安田J3リーグでのプレー。鳥取は4月24日のJリーグYBCルヴァンカップ・浦和レッズ戦を終えると、大型連休のリーグ連戦を迎えることもあり、「Jリーグの試合だと、もっと激しくなってくる。そこに絡んでいけるように、日々の練習からコツコツやっていきたい」と今後の巻き返しを誓っていた。
取材・写真◎石倉利英