上写真=会場のAxisバードスタジアムで気合十分の岡野GM。背後に写っているのが、すでにチケットが完売している浦和のファン・サポーター側のゴール裏スタンド(写真◎GAINARE TOTTORI)
「とにかく粘ることが必要」
ルヴァンカップは今季から大会方式が刷新され、J1からJ3のJリーグ全60クラブが参加するノックアウト方式で争われている。4月は1stラウンドの2回戦が行なわれており、初出場の鳥取は24日19時30分からホームのAxisバードスタジアムで浦和と対戦する。
岡野GMは「GMになってから、浦和とはトレーニングマッチでもやりたいと思っていて、まさか公式戦で対戦できるとは思っていなかった。なかなか実現できないことなので、大変うれしく思っている」とコメント。さらに「JリーグがJ3を(大会に)参戦させていただいたので、こういうゲームが現実になった。本当に感謝しています」と喜んだ。
楽しみにしていることを問われると「まずは浦和レッズといえば、サポーターが多いことで昔から有名。日本一、世界でも通用するようなサポーターなので、(鳥取の皆さんに)生で応援を見てほしい。僕も選手のとき、涙が出るほどすごかったので、それを体感してほしい」と語った。一方で「ただ、やっぱり公式戦なので、ジャイアントキリングで勝ちたい。選手たちには、向かっていってほしい。自分たちでもできるんだとか、やっぱりすごいんだとかは、チャレンジしければ分からない。逃げるのではなく、向かっていってほしい」と期待を寄せている。
ジャイアントキリングの実現に向けては「先制点を早く取らせず、とにかく粘ることが必要」と指摘。「粘って粘って、先制点を取り、浦和が『これはまずいぞ』と焦らせるような展開になると、チャンスがあると思う」と勝利へのシナリオを描いていた。
取材・文◎石倉利英